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4か月後に父親になります。

「……子どもが出来たかも」

体調不良で寝込む日が続き、トイレから出てきた奥さんに廊下で声を掛けられました。何となくそうかもしれない、とうっすらとした予感はあったもののいざ現実になると、驚いて反応が遅れました。

「ありがとうね」

確かこんな言葉を伝えたと思います。
僕達夫婦は以前から子どもが欲しいね、と言っていました。つわりが続く奥さんのそばになるべくいるようにして、買い物や家事も基本的には僕が担当していました。

詳細は割愛しますが、奥さんはその後入院することになります。
こんなにも自分自身が揺さぶられることになるとは思いもしませんでした。
今までは初詣以外に「祈る」ことはほとんどなかったと思います。
しかし、奥さんが入院した際には、ほぼ毎日「奥さんと子どもが元気でいてくれますように」と祈っていました。他に出来ることが何もないのです。
病室にも入れず、水分や着替えなどを看護師さん経由で渡すことしか許されませんでした。大事な人が苦しんでいるのに何も出来ない自分が惨めでした。

どうにか無事に帰ってきた奥さんと対面し、大きくなっているお腹を見た時の気持ちを今でも覚えています。病室の待合室で緊張しながら待っていた僕に笑顔で歩いてくる奥さんの存在に、感謝しました。今では奥さんも元気になり、秋の出産に向け子どもも順調に育っています。

「自分が父親になるのか」

喜びや不安や戸惑いなど、様々な気持ちが入り混じっています。noteやTwitterでも日々の気持ちの備忘録としてちょくちょく更新していこうと思います。初めての経験で分からない事だらけで、必要な準備物や、保育園など現在調べながら手探りな状態です。

ゆっくり父親になっていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました! いただいたサポートは今後のnoteに活かすために使いたいと思います。 他のクリエイターさんへの支援や、書籍の購入に使い優しい世界を広めて行きたいです。