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#3:ひよこンサルからWhy MBA~Road to 高額債務者

海外MBAの渡航費用は、すさまじい。
代表的なスクールの学費は以下の通りだが、学費だけで高級車の中でもハイランクが買えるレベルである。

単位:USD($)

渡航にあたり、私も漏れずして高額債務者(☺️)の仲間入りを果たすことになる。これまでのキャリアのバックグラウンド(経営もCFの経験もないひよっこコンサル)から、なぜMBAを目指すに至ったのかを自分の初心を忘れないためにも整理しておく。

仕事の話:そもそもこれまで何をしてきたのか

基本的には、某大学の総合政策学部(理解されにくい学部だが、私の学習内容としては社会学と思っていただいてほぼ相違ない)を卒業後、
新卒で外資系のコンサルティングファームに入社して以来、一貫して同業で働き続けている。
入社当時は経営も財務もわからないひよこンサルだったが、何とかサバイブしている。

具体的には主として以下のようなテーマに取り組んできた。
・AI、データを活用したカスタマー戦略(顧客体験最適化、チャネル最適化)、新サービス構想支援
(ex)AIリコメンデーションサービスを活用した体験提案型サービスの立ち上げ
(ex)支店統廃合計画策定、営業KPIの最適化・定着化支援、など
・テクノロジーを活用した全社的なオペレーション改善
(ex)日本を代表する企業の本社/支店、海外支店を含めた業務プロセスの再設計
・XXX億円規模の超大規模PJのプロジェクトマネジメント
(ex)いわゆるPMO
・社内におけるCSR活動/社外のプロボノ活動
(ex)教育系NGOにおける経営承継支援、某患者会のマーケティング改善支援、等

といったように、事業戦略~オペレーション部分まで幅広く経験できたことは、刺激的であった。

また、なぜコンサルティングからキャリアを始めたかというと、
崇高な理由はなく、なんかかっこよかったから
大学生時代は、コンサルティング業界自体も今ほど肥大化しておらず事業に振れる機会も少なかったため、そもそも存在を知らなかった。
当時のゼミの先輩の紹介でこの業界を知り、何となく扱うテーマが刺激的そうという、程度で志したことは反省している(結果、いい経験はできたと考えているが)。

これまでの学び:コンサル業務におけるLessons Learned

振り返ると大きく3つあったと考えている。
(後書き:さっと書くつもりが、長くなってしまいました。。。コンサル志望者の方は、面接対策にでも使ってください)

①徹底的なゴール設定と無数の選択肢からのアプローチ設計
平たく言うと、世に言う仮説思考、論点思考にも通じるところもあるかと思うが、徹底的にPJを通じて解くべき課題が何なのか、またそれをどう解消していくか無数の選択肢からアプローチを設計する経験はどこで働くにしても良い経験だったと考えている。

BCGの元MDと会話させて頂く機会があったが、難しい課題を解くには「編集力」が大事ということをいっていた。特に昨今では、デジタル化の波で課題の様態も、持ち得るソリューションも目まぐるしく変容している中で得られた情報をどうつなぎ合わせ、解決へ導くか、という所作は学びがあった。

また、副次的にだが、取り得るソリューションの幅を広げるために意図的に実行部分の経験を積み、AIやデータ、システム基盤全般、オペレーションエクセレンス等の武器を習得できたことはいい収穫であった。
上記のような、事業会社であれば数年に1回扱うかどうかのテーマを日常的に経験できることはコンサルティング業界の面白みかと思う。

②成熟事業をスケール更にさせるための論点、大規模組織におけるPJ推進
ある程度成熟した企業、事業に対して将来的にさらにスケールさせるための計画・実行力、大規模組織と一緒に働いていくための所作を体感できたことは、日々変革案件を経験できるコンサルの面白い部分であった。

特に後者については、サイロ化しがちな大企業において、どう縦横の連携を取るか、ということは日々悩まされた。

➂事業を取り巻く多角的な関係者の視点
クライアント企業×ステークホルダー、経営層→現場層の関係者と日々コミュニケーションを取ることで、早い段階でこの視点を持てたことは大きい。
事業会社の広報部など、内外の関係整理をするような業務はあれど、経営→現場まで縦軸で通した視座を経験できるのはコンサルティング業務くらいではないかと考えている(経営層のみ、現場層のみに関わるビジネスは多数あれど)。

よく、企業の中で現場が分からないリーダーや、全体感がない現場の職人など揶揄されることがあるかとおもうが、
若手の頃から双方の視点に立てたことは大きな学びであった。

Why MBA:高額債務者の決心(ニッコリ)

前回の記事で書いた通り、私の最終的なミッションは、
「ビジネスの力をレバレッジし、子供たちが出生環境に依存せず活躍できるような社会の実現に寄与するような仕組み・モデルを構築する」
ということである。

これを実現するために、ビジネスには大きな駆動力があると考えているので、常に自分の知識や経験はビジネスの観点からアップデートしたいと考えている。

上記のポジションに立った時、コンサルティングでの学びは様々あったが、
更に可能性を広げるため、MBAで以下のようなことを実現したい。

①ゼロイチでサービスを立ち上げる経験
上記の通り、コンサルティングはあくまでクライアントの既存ビジネスを基軸にどうスケールしていくか、ということが構造的に主流のテーマとなる。
(各ファーム、最近はクリエイティブ系の組織も出てきているので、上記の常識が変わることも期待している)

MBAを通じて疑似的にでも、世界レベルのアントレと関わることで、上記を実体験として身に着けたい。

②Globality & Diversityが担保された環境での実績
渡航予定のスクールは、世界有数のグローバルMBAだと考えて居り、
実際に多様な国籍のメンバーがそろっている。

少し現実的な話だが、そういった環境で生き抜いたという事実・ステータスは、実績として獲得と考えている。
これまでのコンサルティング業務の経験からも過去の実績やステータスによって、対外に対する期待値を高めることができると考えており、
実績・ステータスが故に、新しい機会につながることが多々あった。
そういった将来的な機会を最大化するために、ファクトとしてMBAで学びたいということである。

➂多種多様なメンバーとのネットワーキング
これが最大の理由であるが、これまでのコンサルティング業務以外にも、
キャリア的・志向的に多様なバックグラウンドをもったメンバーとの関係を持ちたちというところである。

コンサルティング業務も7年強経験し、MGRも経験した状態となると、
ある程度同じバックグラウンド(コンサル)・同じような志向の関係者との交流がメインとなってきていると感じている。

私の憧れる、ビジネスマンや社会起業家は、多種多様な人たちと関わりながらインパクトを創出している姿をみてきた。

MBAという、極めてバックグラウンドが多様なメンバーが集まった環境で、
自分見ている世界・視点を広げたいと考えている。

(余談だが、MBAに合格した3月以降、就活生のごとくPre-MBAセミナーなる各社の説明会で既に各校に留学予定の日本メンバーとネットワーキングをしている。
これまでの社会人生活では交流のなかったようなキャリア、個性を持った人たちと絡みまくれてて刺激的でもあり、またシンプルに楽しい(笑))

まとめ

現在時点での、私自身が考えていることを忘れないように、
備忘的に色々書いてみたが、まとまりがない記事になってしまった・・・。
もう少しライトに書くようにしていきたい。

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