とある受験生の日記 2021/1/28
【現代文の調子がいい!】
こんばんは。とある受験生の大越(おおごえ)です。今日は何とか寝落ちせずにこの日記を書けて良かった。苦いブラックコーヒーを飲むのも、だんだんと慣れてきた。美味しい気がする。やばいハマる。このままハマれば、入試一か月前くらいにはコーヒーミルを買ってニヤニヤしながら豆を挽いていそうな気がする。
スタバデビューも遠くない。
本題に入ろう。
今日の一時間目は「現代文」だった。前回までは『こころ』(夏目漱石)を読んでいて、授業後には教室の雰囲気が若干暗くなっている現象が頻発した。
しかし今日からはガラッと雰囲気が変わり、ゴリゴリの評論文がスタートした。タイトルは、『ファッションの遊戯性』(河野哲也)。5ページ弱ほどの、(『こころ』と比べたら)とても短い文章である。久々に味わうお堅い文体に、思わず背筋が伸びる。
今回の授業は、とりあえず各自で本文を読み切り、その後文章全体の大まかな構造を把握するという内容だった。
この「構造の把握」というのは現代文の問題を解く上でやはり非常に重要なポイントで、「構造が把握できた」ということは「筆者の主張を理解できた」ということだ。そうなってしまえば設問の解答も百字要約もそれほど苦労せずにこなすことができる。
実は私には、今まで現代文のワークや模試を解いてきた中で発見した、「構造を簡単に捉えちゃえるテクニック」がある。
私は理系クラスに所属しているため、周りにこの事について話す相手がいないので、このnoteで公表してしまおう。何だか悲しくなってきた。
まあいい。
そのテクニックとは、「各型式段落ごとにタイトルをつける」というものだ。
こちらが、私が実際にメモしたものだ。
いま自分で確認してみて思ったが、「タイトル」というより「ミニ要約」に近い。
シャーペンを握りながら本文を読み、一つの型式段落を読み終わるごとに「ミニ要約」をつけていく。このとき脳味噌フル回転であり、実際かなり疲れる。
そして何より、時間がかかる。
今日だって、先生が「そろそろみなさん読み終わりましたかね」と言いだしたとき、私はまだ半分くらいしか読めてなかった。内心かなり焦った。
しかし、効果は絶大である。
まず、型式段落ごとの「ミニ要約」をノート一面にまとめることで、文章の論理展開がぱっと見で分かる状態にできる。そしてどれが「具体例」で、どれが「主張」なのかを判断するのが容易になり、対比構造もまとめやすくなる。
このように、良い事づくし!
しかしやはり時間はかかる。ある程度「慣れ」で時短はできるだろうが、やはりメモを取るだけでもある程度の時間はかかる。そのため制限時間のある試験でこの方法をするのはおススメしない。私自身何度かやったことがあるが、時間と集中力を現代文で削り取られ、古典が頭に入らなくなってしまった。
とりあえず、普段の授業や家庭学習など、時間を沢山確保できる状況で実践した方がいいし、私もそうしていくつもりだ。
授業の後半、先生から「型式段落1番を要約してください」との命令が発せられた。
この部分の「ミニ要約」では、「ファッション(流行)→境界の表現〇」「無関係ではいられない」とある。本文をここに掲載するのはモラルに欠けるため出来ないが、どちらも「ファッション」についての説明(導入)である。
私はこの二つのメモをもとに、要約をした。
すると驚くことに。
先生が板書した模範解答と、ほぼ同じ解答になった。多少の表現は違えど、「目の付け所」は完全に同じだった。
嬉しかったなー。
少しではあるが、成長を感じることが出来た。
毎週ワークを提出していて良かった……。
この「ミニ要約」、面倒くさいけど結構おススメです。
今後も現代文頑張っていきます!
まぁ、共通テストでしか使わないんですけどね。
読んでくださりありがとうございます。ではまた明日!