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概ね200日後に小説推理新人賞応募する就活生(1日目)

前年、僕は敬愛する湊かなえ氏がデビューを果たし、審査員も務める短編ミステリ新人賞「小説推理新人賞」への応募を決意した。とはいえ、これまで読み専だったミステリーに足を踏み入れる難しさは想像以上の物だった。

如何に謎解きの爽快感を与え、人の機微を表現し、ユニークに魅せるか。

僕の課題は主にその3点にあった。しかしこれが難しい。何か一つを優先しようとすると、途端に他二つが色を失う。或いは邪魔にすら思えるようになる。バランスの重要性を知ることになったのだが、それを保つ術も筆力も僕には無かった。ギリギリまで粘ってみたのだけれど、結局納得のいく作品にはならず、完成にも至らなかった。(ちゃ、ほんまどうでもいい補足すると、好きな子と上手くいってたはずやのに急に冷めた雰囲気出されて病んでたのもある。でも病んでる時ってめちゃくちゃ良い文章書けるから、エネルギーに変えればよかった。死後強まる念的なあれで)

短編すら満足に書けない自分の情けなさが恨めしかった。来年には最高の作品をと思い、腕を磨く決心をした。したのだが…

これまで大学をサボり続けたツケと、就職活動とに板挟みをくらいしばらく小説からはフェードアウト。(ゴルフにもはまった)

就活の説明会や、ESを書いている時、自身の強みとは何か、について求められることが多かった。

僕の強みは小説を書いてきた経験だよな…

そう感じた。でも内向的な芸術である小説の強みって、結局社会に出て役立つことはあまりなくて…。そう考えると、自分の向かう方向と、自分の存在意義との矛盾を感じ始めて、どうにもやるせない気持ちになって…

何やってるんだろう。

(ちょ、この太字ぽくない?ブログっぽくない?)

自分を再考するきっかけになった。良い企業に就職することはそれほど自分にとって大切なことだったろうか。それよりやりたいことがあったはずじゃないか。

長くなったけれど、僕が今年、再び小説推理新人賞に応募するのには、そういった背景がある。今年そもそもあるのかどうかも分からない(まだ公表されてないぽい)し、湊かなえ氏が審査員として参加しているのかも分からないけれど。

今回は自分の意義のために、去年と同じタイトルの作品を、胸を張って応募しようと思う。そしてあわよくば!入賞すればいいな。そういう気持ちもある。

これから毎日、僕はこの新人賞を考えながら生活する。作品のアイデアやプロット、描写についてなど。

そしてこれから(ほぼ)毎日、自堕落な自分を戒める意味を込めて、僕の生活をここに記していこうと思う。時には、

バイト

就活

だけの日があるかもしれない。それもまた、ご愛敬ということで。

以上、上村夏輝、「概ね200日後に小説推理新人賞に応募する就活生(1日目)」でした。

好きとか嫌いとか、始めたばっかでよーわからんけどここまで見たんなら押してください。あと同士の人は一緒に切磋琢磨して行きましょう。それでは、さようなら。
あ、フォローあるんやってフォローしといて!

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