努力したことがないと思い込んでいた話

努力することは想像以上にとてもハードルが高い。今や、ネットで調べれば超短期で結果を出した人が目立つ。ダイエットのビフォーアフターや英語試験のスコアなど。広告はそんなものばかりだ。
僕自身、努力の経験がないということがコンプレックスだった。

ふと、「ととのう月曜日」というYouTubeチャンネルにお便りを送ってみた。視聴者からオールジャンルでお便りを募集していて僕は毎週習慣として聞いている。落ち着いた声がどうも好きだ。僕が送ったのは大体こんな内容。

努力経験がないことがコンプレックスになっている。英検準1級合格など結果には出ているが困難にぶつかることもなく問題集をこなしていたら合格してしまった。他にも様々なことに挑戦したが、挫折経験もない。たのしもながら勉強していただけだ。

このお便りについて、スワンさんは以下のような回答をくださった。

「そもそも努力しないといけないという考え方に囚われていませんか?そして、あなたは努力しています。努力には3タイプあって①苦しい努力、②苦しさと楽しさが半分ずつの努力、③楽しい努力。あなたの経験は楽しい努力だったから苦しさを感じていないのだと思います。努力することを選ぶのが上手なんですね。」

その言葉を聞いて、すごく腹落ちした自分がいた。
今まで、努力というものを「苦しさを伴うもの」としか考えていなかった。ここで固定観念の怖さを思い知った。英語の勉強を努力だとは1秒も考えたこともなかったし、英語学習は趣味のようなものだった。今日から努力しているという自覚を持って生活していこうと思った。

そしてスワンさんはこう続けた。

努力していないということよりも挫折経験がない方が気になる。無意識のうちに失敗を恐れているのかもしれませんね。まずは簡単な失敗を積み重ねてください。

完全に図星だ。僕は失敗したら周りの人からどう思われてしまうのだろうと考えてしまい、行動を起こせないタイプだ。だから自分のことは全て自分でやろうとしてしまって周りの人を頼るのが得意ではない。仕事の時も手伝ってもらったら無能だと思われるかもしれないと考えてしまっていた。だからこれからは自分の弱みをもっとオープンにしていこうと思う。


したい人、10000人。
始める人、100人。
続ける人、1人。

上の名言を見聞きしたことはあるだろうか。その中で僕は10000人中のひとりになれていたのだ。確率でいえば0.01%ということになる。

英語学習やジム通いを続けられている自分に誇りと自信を持って生きていこうと思う。お便りを送って本当によかった。

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