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乳がんになって#14_乳がんサバイバーになった意味。

うぅ子です。今日は大学病院とは別に通院しているある鍼灸師の先生に聞いた、わたしが乳がんになった意味を教えてもらった。きっと同じように戦ってる人にも意味がある、ってお話。


部屋きたないw

乳がんになった時、腑に落ちた。

50歳という節目に乳がんと宣告された。
わたしは仕事をずっと頑張ってきて、切り替えがうまくできないタイプのザ・昭和な人間だ。今でいうと社畜?あのころでいうと24時間戦えますか、はい!っていうことだ。

がんは身体の悲鳴なんだよ~。

がんで亡くなった母がよく言っていた言葉。なので、自分が宣告を受けたときには、なんで自分が、とか全く思わなかった。母の言葉とともに、なんか腑に落ちたんですよね。なぜなら、自分を主語に生きてこなかったからね。

今、抗がん剤治療とともに、鍼灸にも通っていて、先生はいわゆる感じる系の先生。そこでは過去の禊をしてもらいながら、わたしの乳がんと対話してくれている。笑 施術中ずっとぶつぶつ言ってて本当に面白い。
そこでズバッと言われたんです。

自分のために人生やり直しなさい。

あなたの乳がんはそう言ってるわよ、って。
えーっと、乳がんが話すのかどうかは一旦おいて、どうやらそうらしい。
でもね、周りでがんになった人を見渡すと、
誰かのために一生懸命生きている方が多いと思ったの。
例えば会社の中でいえば緩衝材的な役割である方や、困っている人に損得考えず手を差し伸べる方々ばかりに気が付いたの。ここでも同じサバイバーの方たちは本当に優しい方々が多いもの。

自己犠牲が病になって表れてしまうということ。だってがん細胞はみんなあるのに発症するかしないかの差だもんね。納得したんだよね。

ちなみに正直に話すとわたしの場合はね、何かのせいにして自分を後回しにしてるから、自分と向き合いなさいっていうことらしいけどね。
それを棚にあげて、大声で言わせてもらう。サバイバーには悪い人はいないってこと!!!!

がん治療は、己と向きあう時間にする。

治療は本当に辛い。
精神的に参る。
お金だってかかる。

自分の毎日体調や薬の副作用に敏感になって対処したり。
健康な時ならば、うやむやにして見過ごしていたことも、今の自分なら自分のケアができている。
これからも治療がつらくて闇落ちすることもあるだろう。
でも、わたしの場合は病気になったことで自分を労わることに注力できる環境になった。これは乳がんにならなければ、できなかったことかも知れないよね。それを気が付かせてくれた病気に感謝できた一日だったのだ。

これからどうやって生きてこう。
治療をしながらゆっくり考えていきたい。どうぞみなさま相談にのってね。

それではまた★

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