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久しぶりの次男のこと

義母から果物が届いた。
私と夫では到底食べきれない量。
きっと次男のところへ持っていく口実にしなさいという優しさが含まれている。

『おばあちゃんが桃くれたけど多いから食べて』
と連絡すると素直な返事がきた。

ここぞとばかりに次男の好きな食べ物や野菜ジュースを持って行った。

力仕事をしている次男。
この信じられない暑さの中、1日中外で働く。
仕事終わりの次男は真っ赤に焼けて目の下もくぼんでいた。

暑さで体力を相当奪われているようだった。

次男は昔から体力があり、病気もせず、熱にも強かった。怪我はよくしていたが我慢強く痛いなどとあまり言わなかった。
身体を切ったり縫ったり折ったりしたが、タフな子だった。

そんな次男が『しんどいねん』と言うくらいだから相当なんだろう。

換気扇の下で疲れた顔でタバコを吸う次男。
『腰も痛いねん。時々、マッサージ行ってんねん、店のババァが俺が若いからナメて強めでくんねん、だから俺、絶対痛いって言わんへんねん、そしたらな、ババァ疲れて最後、力よわなんねん。そんで、時間あっという間やからいつも延長すんねん。』

次男の話はアホすぎて可愛い。
『ババァなんて言わないよ。延長するなんていいお客さんやん。あんたみたいな人が世の中に貢献してるんよ。』と返す私。

『揉んでやるから横になり。』と言うと、素直に横になる次男。
いつも強気でいた次男だったから甘える態度を見せるのは珍しく少し嬉しかった。

中年の夫とは違う引き締まって無駄のない身体。
次男は前より痩せていた。

マッサージをしながら近況を話した。
『お父さんにも時々マッサージしてあげるんよ。
長くした時は千円くれるんよ〜。
仕事楽しい?彼女は元気かね?
お母さん今韓国ドラマにハマっててね〜
あら、あんたもNetflix見てるの?』

適当な話をしながら次男の痛みがなくなるようにと念じるような吸い取るような気持ちで揉んだ。
少しでも楽になって欲しかった。

次男が『もうええで。』と言い、そろそろマッサージを終わろうとした時、テーブルの下にあるものを見つけてしまった。

#日記 #私 #息子 #家族 #非行 #仕事


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