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僕をゲーム業界に導いた名作「ロマサガ3」


こんにちは。遊遊LIFEです。
今回は、本業のゲームについて語っていこうと思います。

本業といいつつ、元々ゲーマーというほどゲームをやり込むタイプではないので、ゲームに向き合っていく中で自分のゲーム作りの土台になっている作品を紹介したいと思います。

まずは「ロマンシングサガ3」。この作品は、自分がゲーム業界を目指すことを決心したと言っても過言ではない作品です。

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参照:スクウェア・エニックス公式サイト

 1.ゲームの中の自由

私は正直このゲームをするまでRPGが嫌いでした。なぜかというと、ゲームなのにまるで操り人形のように、決められたレールの上をゴールまで一本道で進むことに楽しみを見出せなかったからです。当時はセリフを聞いていなかったり、忘れたりするとゲーム進行で詰んでしまうゲームも多く、子供ながらに理不尽さを感じていました。

そんなRPG嫌いな自分をよく知っている友人から、「お前のできそうなRPGあるぞ!」と紹介されたゲームが、このロマサガ3でした。話を聞くと、なんと好きに動き回ってもいいRPGだということでした。

これが、ロマサガ特有の「フリーシナリオシステム」です。自由にフィールドを冒険していくことができるタイプのゲームで、今やオープンワールドのゲームでは当たり前のことなのですが、当時はこのシステムを知った時、すごく斬新で、自由に冒険できるなんてすごく楽しそうとワクワクしました。

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参照:スクウェア・エニックス公式サイト

アクションゲームのように、自分が思うことをやっていいRPGにすごい興味が湧き、当時の少年には決して安くない大金をためて購入する決意をしたのでした。


2.バトルの中のドラマ「閃き」

そして、念願のロマサガ3を手に入れたわけですが、まず驚いたのは、自由なシナリオではなく、技をひらめくというシステムでした。

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参照:スクウェア・エニックス公式サイト

当時の技はレベルアップなど、戦闘を繰り返すことで習得していくのが一般的でしたが、ロマサガ3ではいつ閃くか全くわかりません。雑魚と戦ってる時に突然覚える時もありましたし、すでに技を持っていたキャラからもらえたこともありました。

しかし、このシステムの真骨頂はボス戦でやられそうなところで、技を閃いて勝った時。その時のうれしさといったらまさにロマン。この時の感動は、少年だった自分に今も刻まれているすごい体験でした。

このときまで、RPGは作業ゲーだと思っていた自分に、RPGでもこんなにもドラマチックな魅力を作れるんだと、当時本当に感激しました。

3.四魔貴族戦の感動

私の初めてのRPGの冒険は、自由に何をしてもいい反面、なかなか目標を見つけられず大変な思いもしながらも、友人と情報交換しながら1日1時間くらいずつ進んでいきました。

当時はインターネットも普及していない時代だったので、友人からあそこでこんなイベントあったよといった情報を交換しながら、授業中に夢を膨らませて帰宅したのを覚えています。

そして、ついにロマサガ3を象徴するボス、四魔貴族と対面することに。

『な…なんだ、これかっけぇ…!!』

これが当時の素直な感想です。厳かな雰囲気の場所に万を持して登場したボス、それが四魔貴族でした。ドットビジュアルの美しさとカッコいいBGMに、初めてゲームで鳥肌が立ちました。いかにも強そうという雰囲気ながらも、どこか哀愁も感じる姿で相手の一つ一つの技に迫力と重みを感じ、健気にそして必死に仲間の戦う姿を応援。何度も何度もやり直しましたが、倒したときの閃光と消えていく姿は、歓喜とともにライバルを失う悲しさが織り混ざってうるっとするものがありました。

こうした、ロマサガ3の経験を通じて、ゲームって面白いだけじゃなくてこんなにもいろんなことが表現できるんだと、感動した私は導かれるようにその後ゲーム業界を目指すのでした。

他にも、色々な出会いや偶然がありましたが、この頃から、人を楽しませるゲームを作りたいと考えまくった結果、今の人生があるのかなと思ってます。もちろん楽しいことだけではなく、色々大変なこともありましたが、大きな後悔のない楽しめる人生を送れているので、ロマサガ3とあのとき紹介してくれた友人に感謝です。

ロマサガ3は、スーパーファミコンで登場したゲームですが、最近リマスター版が登場しておりますので、もし気になった人がいましたら、手にとって頂けましたら幸いです。(ちょっと難しい部分もありますが、今やっても古臭さが少なくとても楽しいです)

▼PlayStation4版

▼Nintendo Switch版

▼BGMサウンドトラック
当時、感動的なBGMはオーケストラ版も出てました。以前に買いましたが、より感動する曲になっていたので、オススメしておきます。


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