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思想や哲学があるビジネスってCoolじゃない?[ミロク⇸ソワカ]

前略 ソワカ様

ソワカ様いかがお過ごしかしら?

突然だけど、美容師さんが驚くほどに髪の毛が伸びるの速いの。
そして毛量がこれまた失笑される程多い。

ご存知の通りわたし全頭金髪なんだけど、もうそろそろ黒縁が過ぎるので美容院に行きたい...いつ行けるのぉ〜?!

アーティ・シザーM(勝手に付けた渾名です)の美容院、最近働き方改革で受付時間が短くなったってソワカは言ってたよね。予約のお電話したけどなかなか時間が合わない。
もはや敢えての黒と金のツートンカラーヘアと思われんばかりの伸びっぷり。
このまま突き進むべきなのか〜助けてぇ〜

さてさて、どうでもいい話は置いておいて前回のお便りのお返事です。
前回のソワカのお便りをまだお読みになっていない方はお時間ございましたらこちらからもお楽しみください。

自分たちのことをきちんと伝えるって重要じゃない?

まずは、「発信」についてなぜここまでしつこく唱え続けたのか。
その話は今後きちんとまとめたいと思ってるんだけど、少し説明しておくね。

「思想や哲学を日々発信しない企業やサービスは廃れていく」という危機感があってのことだったの。ブランディングに関わる仕事がしたいと8年程前に思ってから、紆余曲折あり、今はありがたいことにそんな仕事もさせてもらえるまでになりました。

この8年間実感したことがあるの。
それは、お金出して業者に丸投げすれば何とかなった時代がもう終わっているってこと。
そして、その考えが未だに抜けきれない企業がかなり多いということ。わたしはその外注先の業者さんだったから特にジリジリ感じていたの。伸びる企業は外注作業を社内で出来るように体制を整え、プロダクト・サービス・社風全てに落とし込んでいく。その方が長期的に見てリターンが大きいとわかったからだと思うんだけどね。

大小関係なく、どの事業者も本気で、自分たちで、時間とお金とアイデアを出し合って商品やサービスを作っていかない限り生き残れない。

これって、いい面は誰にでもチャンスがある。
その反面、本気で取り組まない人たちとの差がもの凄いスピードで開いていく。
面白い状況だけど、「自分はどっちになりたい?前者?後者?」って問いかけたら、即答で前者ってわたしは答えたわ。

ソワカはどっち?答えを聞かなくても想像に難くないけれど...

『HOWの時代』から『WHYの時代』へ

「どんな人でも、この方法を踏襲すれば成果が出ます」みたいなテクニックが数年前まで求められていたと感じてるの。今もその名残が一部ではあるけどね。WebサイトもSNSもまだ成熟していない時期において、基本的なステップを踏めば、ある程度成果が出たからこそね。
『HOWの時代』ってわたしは区切ってる。

しかしね、今って誰でもインターネットと端末があればどんなことでもできる時代。
つまるところ、「その方法ってググればわかるし、アプリ開けばボタン一つでできるし。」みたいになってる。これめちゃくちゃ下克上だと思うの。

アイデアと行動力でこれまで光を浴びなかった人たちが瞬時に活躍できる。
「なぜこの事業やサービスを提供しているのか」
「なぜこの商品を作っているのか」
「なぜわたしはこれを始めようと思ったのか」

今注目されているところは大体それぞれの『WHY』をどんな形でも発信しているのね。

・WebやSNSなどのオンラインの場で日々『WHY』を発信する。・その中から、同じような考えの人が繋がりを持ち、強くてゆるい関係性を築いていく。・サポーター=フォロワーがその人または企業と一緒にそのブランドを作り上げていく。

理由を丁寧に説明する。
ストーリーを共有することでサポーターが増える。
共感してくれる固定客・ファンがいると商売が安定する。

田中圭一さんという漫画家の方が以前対談中に
「固定の2,000人の読者がいれば、人一人生きていけるだけの収入は得られる。」的なことを言っていたのが印象に残ってるの。

ターゲットが性別や年齢では分けられなくなっているこのご時世。
何で人を惹きつけるのか...それは『WHY』理由の共有によって「思想や哲学」に共感し、一緒にサービスを盛りたててくれるサポーターにどれだけの人になっていただけるのか。

それが「ブランディング」だと現時点でわたしは考えているの。
『WHYの時代』の到来

『WHYの時代』にすでに突入していて、早く舵を切って実行している人達は、今すでに成果が出始めているの。一歩も二歩も三歩も先に行ってる。

「発信」は間違いなく自分たちの「資産」になっていくから、長く継続した人が有利。サポーターを集められることだけじゃなくて、自分たちのやりたいと思っていることがサポーターが増えることによって、スピードアップして実現していくと思う。
もちろん、一歩間違えたら「負債」となって大ダメージがあることは注意すべきね。

だからしつこく「発信」と言い続けたわけでなの。Understand????
新しいチャレンジだけど、楽しく継続していきましょ!

「食」を通して、健康になりたい+自分を理解したいってことかい?

ヨガに没頭している時、その後に食べ物について無心に勉強していた時。
ソワカを見て思っていたことなんだけど「自分が自分でない感覚」があるのでは?とちょっと思ったの。どうかな?

心と身体、それに意識がうまく噛み合っていない。それは、自分が自分ではない感覚なのかもしれない。

自分の身体や内臓を鍛えることが自分を整えること。自分を理解するための行いだったのでは?

健康でいたい、若々しくいたい、綺麗でありたい。
その気持ちは本気だと思う。

そこに付け加えて「自分を理解し共に歩みたい」的なことを考えていたのか。
わたしの考察。いかがかしら?考えすぎ?

ビジネススピードめちゃくちゃ速いね

正直なところ、飲食業界に可能性を感じているかと言われたらまだわからない。
でもBtoCのビジネスのいいところは、お金のサイクルが速いところ。
それって、ビジネスのスピードがものすごく速く動くってことで、その点は面白いね。

これまで基本的には対企業の仕事ばっかりしてて。最初の打ち合わせから完了するまでに3年かかるプロジェクトとか。
数十年単位で実行される仕事もあると思うんだけど。「長いな〜全然進まんな。もどかしいな」って感じることが多々。反応がすぐ返ってくるよね。例えばポップ一つでお菓子を買って頂いたり。このスピード感は新鮮!やりがいを感じてるよ。

その分、息切れなりがちだけど倒れるときは前のめり。 突っ切るしかないね。

店舗という「場」に可能性を感じてる...かな

今って「オンラインサロンビジネス」ブームなのね。それに、リモートワークとかでインターネットを介してミーティングなどのやりとりが普通になりつつある。

わたしは複業しているけど、そっちの仕事は対面での打ち合わせは月数回。それ以外はチャットでのやりとりのみ。依頼してるエンジニアの方はこれまで一回も会ったことないし、電話は通算...2回?場所に縛られない仕事の仕方を目指してこれまでキャリア築いてきたから、わたしはうれしいんだけど。

そんな中、「リアルな場」が以前にも増して重要視されているっていうこともヒシヒシと感じているの。誰でもアクセスできるインターネットの世界は「課金」という方法で情報制限して集まっている。

でも体感・実感に勝るものはない。実際に身体を動かして得た経験と時間はお金には変えがたいんだなっていう空気感はある。
SNS投稿用に写真や動画を撮影しに行くっていう行為も、リアルな場で体験や体感した内容をインターネット上に投稿するってことだから、やっぱり被写体となるリアルな物や場所が必要だよね。

そうなると、ウツワという店舗は飲食店としてだけ考えるにはすごく勿体無いなって思う。
いかにこのリアルな場を活用していくか、または活用してもらうか。
その方法を模索したいと思っている。

ニュートリシャスファストフードの浸透...ゆるり食革命

とはいえ、ソワカには大変感謝しております。
キミが、「飲食店を始める」という大それたことをしてくれたお陰で、自分の考えている小さな世界の外側に飛び出して経験させてもらえてるなって。それはそれで楽しいことです。

ソワカがどうこうではなくてわたしが面白そうと思って決めた道。それを申し訳なさそうにされるのはお門違いよ!
なので謝るのは金輪際よしてちょうだいね。

そして、コンセプトを突き詰めて考えた約1年前。わたしたちは大きな目標を決めたよね。

「ウマミくるむ、カラダつくる 六感を育てるゆるり食革命」一巻きで栄養価の高いバランスの取れた食事が気軽に楽しめる「おむすびブリトー」をメーン商品としたニュートリシャスファストフード店

最近では「スロー・ファストフード」とかは出てきているみたいね。これも同じような趣旨だけど。

ウツワちゃんのコンセプトについて

もうそろそろ締めたいところ。
次のお便りでは、ウツワちゃんのコンセプトについて整理したことをnoteで紹介してくれるかい?どんな思いでこのお店が誕生したのか。
この作業も思い返せば『WHY』の連続だったよね。産みの苦しみとはこのことか。
追い込んで、追い込んで出してきたからぜひ世に出したい。

わたしたちってヘラヘラしてるように見えるのかも。何も考えてないみたいな。
ラッキーだけでやってるような感じかな。それは100%合ってますけど。
運がよかった連続なんだけど、その中で、わたしたちなりに真剣に自分と向き合ってきたし、勉強も続けている、反省と改善を繰り返してきたという自負だけはある!うまくは進んでないかもしれないけどね。

FIND YOUR WHY. (自分のWHYを理解する。)
最近お気に入りのPodcastの番組で紹介していたセンテンス。
開店半年経って『WHY』に立ち戻ることの意義はあると思うからやってみましょ。

早々
いやいや
草々


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