有意義な組織

一緒に仕事をする仲間を信頼せずに、いい組織ができるわけがない、ということを思ったので、少しだけ愚痴る。

私は会社で組合の仕事も少ししているのだが、コロナ禍において集会などできなくなっているので、本当に必要最小限のことしかしていない。というか私は組織の末席にちょんと添えられている若手扱いなので、実質なにもしていない。それで私は関係ないのだけど、委員会メンバーもメールで審議事項の採決をしたりしている。いつもは集まって話し合って、会議を開催した回数分の手当てが貰える。ならば今回メールのやり取りだとしても、同じように審議した分は手当てが出るんじゃないかと思う。テレワークになったから基本給減らすね、とか言われたらびっくりするだろう。仕事をして求められる成果を出したのだから、これまでと同等の報酬があってしかるべきである。

しかしこれまでとやり方が違うし、集合する手間もなくなったし、手当は見直すべきだと言っている人がいる。しかもその人は財務担当だ。むしろこの状況で、イレギュラーなやり方にも対応してくれて、そのメンバーたちには感謝すべきところだろうと思う。それなのに500円1000円を出し惜しむのは、締めるところを間違えている。感謝が足りていない。そこには、メールだからさぼっているやつがいるとか、どうせ楽をしているのだろうとか、そういった浅慮が見え隠れしている。いい仕事をしてほしいならきちんと報酬を支払うべきで、見てもないのにどうせしていないと決めつけて報酬を渋るような組織で、頑張って働こうと思う人はいない。やるならきちんと勤怠管理でもして、やっていないことを指摘してからそういうことを言うべきで、実際きちんと仕事をしてくれているのだから、今回はきちんと支払うべきだろう。組合員から集めたのお金だからと言っているが、集めただけで貯めておいても仕方がない。集めたお金にも働いてもらわないといけない。組合員のために仕事をしている、その人たちへの報酬は無駄なのか、そんなことだから必要な仕事なのに誰もやりたくなくなるのだ。

組合は雇用しているわけではない。組合員全員で運営している組織だ。だから頑張ってくれている人にはもっと感謝をするべきだ。いい仕事をしてくれるという信頼関係がなくて、有意義な組織にはならない。そこでギスギスし出したらそれこそ形だけの仕事になる。やってくれるよな、というお互いの信頼関係がいい仕事を生む、私はそう思う。と調子よく愚痴っているが、組合の仕事はそんな大層なものではないというのは事実だ。


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