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断片集

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日々浮かんでは消えていく、小説の断片を書き留めています。
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#詩

夜散歩

暗闇纏う月の下
適当なリズムで芝生踏む

風は冷たく心地よく
シャツの袖をすり抜ける

空は高くて星は近い
呼ばれるように、彷徨うように

脳裏にこびりつく感情
血液に流れ出す記憶

また夏の夢に落ちてく
幻想であってもそれは本物なんだ

肌が触れる
君となら素敵な夜散歩