狂人であることを自覚する。
常人。人として当たり前のような人というのは、ほとんど少ないのだと思う。
狂人。皆狂人である。
それを誤魔化してはいけない。常人の皮を被り、狂人を貶めてはいけない。
私は、今までどれだけの罪を犯してきたのだ。
人をどれだけ傷つけてきたのだ。
理想を軽視してきたのだ。
私は私の身の内には善が住んでいないことを知っている。無意識の領域に、親切心というのが存在しないのを知っている。
なぜなら、自らが狂人であるからだ。
常人でないなら、せめて狂人であることを自覚しろ。そうでないと、ほんとうのクズになってしまう。
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