見出し画像

2020年年末瀬戸内ぐるっと旅行(2日目/高松→伊予西条→尾道→福山)

0・1日目の旅行の記録はこちらから

2日目の行程

今回は、朝早く高松を出発して一気に伊予西条まで行って四国鉄道文化館を訪問。その後今治からしまなみ海道を渡って尾道へ行き観光、最後宿泊地の福山で尾道ラーメンを啜ってフィニッシュということで。

まずは瓦町駅に寄り道

国分寺の駅ビルくらいの規模はありそうな瓦町FLAG

泊まっていたのが瓦町から少し菊池寛通りを行った先のホテルだったのでここからスタートして高松駅を目指さないといけない。

朝ラッシュにはそこそこの本数はあるものの10分くらいは待つ
今回は乗らないが志度線も撮影する余裕があった。
ハァイ

ヘーベルハウスみたいな高松駅。JR四国の主要駅はこのように顔が描かれるようになったらしい。朝の高松駅はまだまだ人もまばらで静かである。

トイレはありません

18きっぷで巡るので観音寺で伊予西条行きに接続する普通列車に乗車。この列車は今でこそ7200系とJR四国独自のキハとかモハとかそういうのを採用しない形のナンバリングになっているが、車体は国鉄121系の車両を流用して、車内を少しリノベして床下の機器を更新してJR四国の新車ということにしたという次第だ。

こちらが元の121系時代の姿、2010年8月撮影

昔の写真と比べてみると、ライトがLEDになっていたり方向幕も幕ではなくなっていたりとだいぶ新しくなった。

伊予西条駅

途中観音寺で乗り継ぎ、どっかの駅で特急列車の通過待ちをしたりとのんべんだらりと乗っていたら到着した。この時、筆者は昨日のどか食いの影響で新居浜に着く少し前あたりから大いなるぶりぶりざえもんスポットに駆け込みたいと欲していた。伊予西条到着時点でだいぶ危なかった。それも改札口のあるところにそのスポットがあるのだが、到着ホームから一旦跨線橋を上がらないといけない。尻に刺激を加えたくない。なんとかトイレに滑り込んで出した。快便だ。ほっとした。危なかったよ全く。とにかく、JR四国の普通列車にはトイレがない。長距離運転する列車もあるけれども、それに乗るのは18きっぱーだったりそういう旅行が好きな物好きしかいない。基本的にそういう長距離で普通列車を利用することは想定されていないようである。それに、列車内のトイレを設置して維持管理するのにも金がかかるのだ。ただでさえ人口が少ない四国地方における普通列車で、利便性を確保しつつ人件費や固定費を抑えていくJR四国の涙ぐましい努力が、普通列車のワンマン化とトイレなしという措置なのだ。長距離移動をするときは是非とも余力があれば特急を使って運賃収入に貢献しよう。あるいは、覚悟を決めてトイレに行きたいタイミングをうまく調整しよう。

四国鉄道文化館

四国にも鉄道博物館はある。それは、新幹線開通に尽力した国鉄総裁の十河信二の出身地であるこの西条市にある。入場券を買って、北館はスリッパに履き替えての入場だ。

四国に新幹線がやってくる日はいつなのか

十河総裁の出身地ということで、0系新幹線の展示もある。四国に新幹線がやってきてほしいという祈りも含めて。ちなみにこの車両は4両編成で山陽新幹線を走行していた博多所属の車両だったようだ。

車内は引退当時のほぼ原型、座席も今とは違ってリクライニングがそんなに効かないタイプの椅子
昨日も見たDF50、それもトップナンバー。主に予讃本線で活躍していたようだ。

DF50、四国や山陰、日豊本線といった路線に主に投入されていくのだが、1950年代、いわば過渡期に製造された機関車で、出力は幹線に導入するにはどうしても足りないという弱点を抱えていた。そのためまだまだ蒸気機関車の置き換えをするには力不足であって、DD51の登場を俟たねばならなかった。

大量のサボとヘッドマーク。こうした部品の展示も盛り沢山である。

さて、今度は線路を跨いで南館に行ってみよう。
南館の外には、JR四国の開発したフリーゲージトレインが置かれている。

新幹線のような側面にユーロスターとかにありそうな前面

残念ながら今回訪問時には内部は公開されていなかった。内部の様子についてはこちらのサイトを参照されたし 

南館の方ではHOゲージの模型とともに鉄道の歴史と走行していた車両を取り上げている小さな展示スペースと伊予西条付近の鉄道風景を再現した鉄道ジオラマもある。

アンパンマン列車だと…?

それと、ジオラマの隣にあるコントロールスペースか何かの通用口があるのだが、これはどう見てもどこかの車両で使われていた乗務員室と客室を隔てる扉に間違いない。どの車両から取ってきたのかはわからないが、何か情報をお持ちの方がいたらご教示願いたい。

割りと最近まで現役だった車両を解体した時に出てきた部品だろうか、どの車両で使われていたんだろうか、113系あたり?情報求む
奥に進むと南館の車両展示がある。C57 44号機
キハ65 四国では2008年くらいまで普通に現役だった車両だ。最後は急行いよのリバイバル運転とかしていたはず
DE10 なんとトップナンバー

しまなみ海道を渡っていく

四国鉄道文化館の見学を終えて普通列車で今治へ、今日は地元の高校の終業式があったのか、1両編成の列車は学生で埋め尽くされていた。

予讃線電化区間ではおなじみの7000系、これもトイレはなし

今治駅まで普通列車で向かう。途中で天井川をくぐって行く全国でも珍しい区間があるが、あまり気づかずにあっさり通過してしまった。注意深く観察していないと気づかないだろう。
そうこうしているうちに今治に着いた。

バリィさん

タオルと造船の街、今治。例のモリカケ騒動で話題になってしまった加計学園が新しく作った獣医学部のキャンパスの広告が駅にあった。

しまなみ海道の案内

ここからは鉄道から離れてバスで移動する他無い。昔修学旅行かなんかで今治から途中の大三島あたりまで自転車借りて渡ったことあったけど結構これ距離あるんだわ、修学旅行でそれをやったんだけど、修学旅行委員会の人たち的には完全に尾道まで自転車で渡り切るつもりだったけど、それをやると多分時間的に厳しいというので大三島で打ち止めにしたのだろう。けれども今回はバスで渡るから問題はない。とはいえ、尾道まで直接行ってくれるバスはないようで、向島のバス停で降りて渡船で尾道への上陸を狙う。

島から島へ高速道路を突っ走る

そうこうしているうちに向東BSに到着、ここで降りないと福山に行ってしまうので今治から尾道へ公共交通機関縛りで行く人は注意。高速道路にあるバス停で降りるのは初体験だった。
そこから少し歩くが尾道の市街への渡船が出ている船着き場まで行く。

これで尾道へと渡れる。

尾道観光

まだまだ腹が空いているわけでもないので、とりあえず千光寺ロープウェイで上に上がってみようと思う。

街なかに普通にこういう建物が残っている。
造船所が見える

ロープウェイで上った先の展望はなかなかのもの、市街地と向島の景色を一望できる。視線を下ろせば山陽本線の列車も見えるだろう。

これぞ尾道っていう一枚が撮れた
尾道商業会議所
林芙美子の記念館もある

麓に戻るが、なかなか高いところから降りてきたので普通に膝が笑う。冬でもちょっと汗をかくような感じだった。商店街のアーケード内を散策するだけでも古ぼけた銭湯か何かの建物も残っていたり、商工会議所を使ったちょっとした歴史博物館、林芙美子の記念館もここにある。ちょっとした歴史散歩をするにはちょうどよい街である。

アホガールのOPから自然に変調するあれだ

どうやらこのエリア、蒼穹のファフナーの聖地だったらしい。未視聴だったので詳しくはないが…

尾道駅の新駅舎

尾道駅の駅舎は、つい最近建て替えられたようだ。その昔たまゆらというアニメがやっていたが、その当時映っていた駅舎はもっとデカデカと尾道駅と書いてあったりしたのだが、ずいぶんと改札口も含めて小綺麗になってコンビニやお土産店が入居するまとまりの良い駅になった。

われは海の子

段々と日も暮れてきたのでそろそろ最終目的地の福山を目指す。

サンライナーだった車両もこんな色になってしまった

というわけで福山駅に到着。ちょっとだけ列車の撮影をしてホテルにチェックイン、お土産を買いに駅の土産物店と天満屋を探索しておいた。

お夕飯の時間です

福山には、とっておきの尾道ラーメンの店がある。

尾道ラーメン一丁

尾道ラーメンならちゃんと尾道で食えよ?うるせえ、ここの一丁ほんまにうまいんだわ。ローソンかどっかでカップ麺出てたレベルで美味い店だ。

濃い醤油と背脂を載せて細めの麺で啜る
揚餃子も頼んで当然完飲

筆者は鉄道研究会の夏季合宿の旅行とその下見、友人と2人で冬休みに在来線を只管乗り継いで実施した広島旅行とでわりかし福山に来ている方だが、来たら必ずここのラーメンを喰らってる。わざわざ尾道まで行かずにこれを食べるので十分なのだ。

これをもって2日目の行程は無事に終了した。ホテルは福山オリエンタルホテルに宿泊。充電をするにあたって枕元に各スマホに対応したマルチ端子の充電器がプリセットされている上に、客室もリノベされている。おまけに大浴場もいい湯加減でなんと風呂上がりの瓶牛乳のサービスもあった。これは爆アドだ。以下にリンク貼っておきます。

https://fukuyama.oriental-web.co.jp



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?