酒の話

私は酒好きな方だと思う。といってもそこまで強いわけではない。
家ではあまり酒を飲まない。どちらかというと雰囲気を楽しみたいので、酒を飲みたい時は店に行く場合が多い。最近はご時世柄全然行けてないが。
昔はよく一人でぶらぶらと飲み屋巡りをしていたものだ。
居酒屋のカウンター席で、日本酒飲みながら店主と常連のおっちゃんと語らってた時もある。

まあ正直酒はあってもなくても別にいい。
最近は特に、アルコールを入れようが入れまいが楽しいと思う人としか会っていない。別に酒なしでも普通に盛り上がれる。
半年間全く飲まない時期があったが、特に支障は無かった。
酒は好きだが、別に酒が無きゃ生きていけないタイプではない。

なんなら、安酒飲むくらいなら酒いらなくね?と思うくらいである。
パリピの飲み会みたいなのは昔から嫌いだったのでほとんど行った事がない。
安酒飲んでワイワイ騒いで何が楽しいんだ。ばっかじゃねーの。みたいな感じだった。

安酒disってるけど、鳥貴族は飯がうまいので知り合いと飲む時はよく行く。
大抵メガジョッキハイボールばっかり頼んでるが。たまに知多のロックとか飲んだりする。知多はうまい。

酒関連で何度か縁を切った事がある(どれも被害者側だ)ので、実は酔っぱらいという人種はそこまで好きではない。
昔アイリッシュパブで働いてた事もあり、ベロベロレベルの酔っぱらいに対しては基本冷めている。関わりたくない。


冒頭でそこまで酒が強くないとは言ったが、スポーツ観戦に行けばビールは飲むし、一時期毎日のようにバーボンロックばっか飲んでたし、うまい日本酒は好きだ。飲む時はそこそこ飲む。
基本的に(値段も度数も)高い酒をちびちびと飲むのが好きなタイプだ。
飲みすぎてもベロンベロンになったり記憶を失ったりはせず、気持ち悪くなるタイプ。だからこそかなりセーブしながら飲んでいる。
自分で言うのも何だが、酒との付き合い方は上手い方だと思う。


好きな酒を雑に5つくらい挙げてみる。

まずワイルドターキー
まさにバーボン。スモーキーさもありつつバニラの甘みもある。
一時期通ってた実家近くのバーでは、店に入るなり1杯目からこればっか頼んでた。
その行きつけのバーがアメリカンログハウス風のかなり雰囲気ある店で、何か渋くてかっこいい酒が飲みたくなった、というのが飲み始めた理由だ。
店入るなり「ターキーロックで」と頼む(当時)20代女ってどうなのよ。


2番手はイエガーマイスター
ドイツの養命酒的な酒。まずラベルと名前がかっこいい。
アイリッシュパブでバイトしてた時にドイツ人のお客さんがよく頼んでいて、ビールをチェイサーにして飲んでたのを見て憧れ、真似してみた事がある。
味もまさに薬用酒って感じなので好き嫌い分かれるだろう。個人的にはかなり好きなお味だ。
飲み方はストレートでグイっと…いきたいところだが、生憎私は一気飲みというのが得意でない。おえってなる。
そもそも喉が狭いのか何なのか、ソフトドリンクやお茶の一気飲みすら出来ない。
だからちびちびと飲む。


3番目は請福。石垣島に行った時に飲んですっかりハマった泡盛である。
お値段も安価で現地ではかなりスタンダードな泡盛らしく、水割りでグビグビ飲むのがいい感じらしい。実際グビグビ飲める。
せんべろ入ってこればっか飲んでた気がする。


4番目はギネス。
こちらもアイリッシュパブのバイト経験からである。断然樽生派。ってか生しか飲んだ事ない。
一度グラスの2/3くらいまで注いでから少し置いて泡を落ち着かせ、そこから更に注ぎ、最後は泡。バイトしてる時はクローバー描いてたりした。意外と簡単。

黒ビールならではのコクと、泡の滑らかさ、のどごしの良さが最高。今でもHUB行く時は絶対ギネス飲む。
アイルランドのお酒なので、1Pintという頼み方をする。ピントじゃないよパイントだよ。頼む時に間違えてる人が結構いる。


5番手は爽 飫肥杉(さわやか おびすぎ)。
宮崎県の芋焼酎だ。爽やかと名のついている通り、芋とは思えないくらい飲みやすい。焼酎、特に芋は苦手な方なのだが、これは全然大丈夫だった。
焼酎が苦手なのになぜ買ったかというと、西武球団とコラボしているのがあるからだ。ライオンズ焼酎、買わないわけがない。

焼酎だと米か芋のイメージが強いが、個人的に栗焼酎が好きだったりする。
高知行った時に飲んだけどおいしかった。まろやかな味わい。
ちなみに焼酎は熱燗派。


5つ挙げるとざっとこんな感じだ。
日本酒も飲むが、割とその場のノリで飲むので銘柄を覚えていない。
辛口もいけるし爽やかな口当たりのやつも好きだ。
ワインは苦手。飲むとしても白の口当たりがさっぱりしたものに限る。

ベルギービールのヒューガルデンなんかも好き。フルーティーな味わいなので、日本のガツンとくるビールが苦手な方も試してみる価値ありだと思う。
球場で頼むビールはエビスが多い。オリオンビールも好き(メラドで飲める)。

カクテルだったらモヒートとかジントニックの爽やか系が好き。
チャイナブルーなんかも好きだ。あとはブルドッグとか。
ビール+ジンジャーエールのシャンディーガフも好き。お洒落な味になる。


つい長々と書いてしまった。
酒は嗜好品なので、苦手なら無理に飲む必要はない。
大学や会社などで親交を深める為の飲み会文化もぶっちゃけクソ喰らえと思っているくらいだ。


まあおいしいお酒はいっぱいあるよ。
だからこそ酒は楽しい時に飲みたい。グルメの一環だ。
ヤケ酒とか現実逃避の酒は好きじゃないし、自分でもほとんどやった事がない。

てかストレス解消や現実逃避で酒を飲む人ほど、アルコール依存になりやすいんじゃないかと思っている。
最初は笑える程度のやらかしでも、そのうちガチの治療が必要なレベル、警察沙汰レベルのやらかしにエスカレートする可能性だってある。
鬱とかも併発しやすくなるし、そうなるともう地獄。
縁切る前の友人が割とそれに近い感じだったけど、どうしようもなかった。
友人だから縁切ればサヨナラだけど、家族がなった場合そうはいかないもんね。

日本ってアルコール依存の認知がかなり低い気がする。病気として捉えてる人すっごく少ないんじゃないかな。
アメリカとかだとアルコール依存治療の為のカウンセリングとかよく聞くよね。海外ドラマの知識だけど。

先述したとおり酒で何人かの友人と絶縁しているので(何度も言うがこちらが被害者側だ)、酒自体は好きだが憎らしいという気持ちがないわけではない。
でも酒が悪なんじゃなくて、その人の付き合い方の問題なんだと思う。
包丁だって普通に使えば立派な料理道具だが、人を傷つける凶器にだってなりうる。それと同じ事だ。

何にせよお酒とは楽しく付き合っていきたい。


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