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己の独学スタイル
この文章は半分独り言だ。
私は独学大好き人間である。
何度も書いているとおり、最近はDTMにお熱だ。
本を読んでみたり、Youtubeの動画を漁ったりしている。
音楽系は参考書で良いものが極端に少ない。
というか音楽という性質上、実際に聴く事が出来るYoutube講座の方が圧倒的に分かりやすい。
もともと動画で何かを学ぶのは苦手だったのだが、上記の理由で動画中心に色々学んでいる。
最近はわかりやすい動画がたくさんあっていい。
「(広告収入が入ってるとはいえ)これ無料で教えてくれんの?」という内容も多い。
去年イラストについて学んでた時は、ひたすら関連本を読み漁って模写したりしていた。
おかげで色々な描き方を知ったし、巷にあるイラストでも「これこんな技法使ってるなーすげー」という視点で見るようになった。
イラストやら手芸やら独学でやってきた私。
今回のDTMの学び方は、今までのものとはちょっと変えて、学び方を工夫している。
メモをとる
メモ。仕事などでもメモをとるのは大事である。
アプリでもいいし、紙のノートでも何でもいい。
私はGoogleドキュメントに、ひたすらメモっている。
内容は、本や動画で知った「ここはメモっておきたいポイント」や、「知った事を踏まえてどう作っていくか」の計画、気になるプラグインとその使い方やURLのメモなど。
今はとにかく書きなぐってグチャグチャの状態である。ぶっちゃけ見づらい。既に18000字突破してるし。
ただメモするだけしてその後全く見ない、じゃ意味がない。
仕事してた頃のメモは割とそんな感じだった。
ぐちゃぐちゃに並んだTipsを整理整頓する必要がある。
まずTipsの項目をカテゴリごとに分ける。
DTMの場合、
【トレーニング方法】【DAWの使い方】【作編曲】【ミキシング・マスタリング】【音楽ジャンルの特徴・作り方】【気になるプラグイン】【お役立ちサービス】【気になる機材】で分けてみたり。
【作編曲】の中に【コード進行】や【リズムパターン】などのサブカテゴリを作る。
【ミキシング・マスタリング】に関しては初心者すぎて、お役立ちTipsを知ったところで即戦力な情報ではない。
そういう情報は飛ばしてもいいんだけど、私はとりあえず使い方と効果を見て、用語とかだけでもメモしておく。出典も添えて。
メモしておけば、将来ミキシングの分からない事を調べたい時に【ミキシング】の項目にある用語を見て調べ直す事も出来る。
出典も書いてあると、改めて元動画やページを見て「あぁあれはこういう事だったんだな」と納得する事が出来る。
いざ必要になった時に0から調べるより情報を引き出しやすいのだ。
「ミキシングのここがわからんな…。そういや昔なんかメモしてたような…」って感じで。
そんな感じでざっくりと分けて、同じカテゴリのTipsをちゃんと纏める。
それだけでもだいぶ見返しやすくなる。
となると、紙よりはメモアプリやGoogleドキュメントの方が後から修正しやすいのかなと思う。
Googleドキュメント使ってるのは、単純にペンで書くよりタイピングの方が個人的に楽だし速いからなんだけど。
カテゴリごとに整えたらそれでもう自分用のマニュアルが出来上がるわけだ。
マニュアルに書いてない事があったら新たに調べて、それで知った事をメモしてまたマニュアルに纏める。
そうすればどんどんアップデートされていくし、知識が自分のものになりやすい。
見返す事も出来るし。
いずれマニュアルをきっちり纏めたら公開しようかなとも思っている。
纏めておくと、いつか人に教える機会がある時にも役立つよねきっと。
手を動かす
ただダラダラ本や動画を見てるだけってのもアレだ。
真似できそうなものは、実際に手を動かして一緒にやってみる。
とある「リズムパターンのおすすめ動画」みたいなのを見た時は、真似して実際に打ち込んでみたりした。
Youtuberが実際に作曲している動画(ワンループ作る系のやつ)では、動画を見ながらやり方を真似て一緒にやってみたりもした。
「作曲少女」という作曲始めた人向けのラノベもあるのだが、その本を読みながら作中の主人公と一緒にちょっとした曲も作ってみた。
イラストの参考書をざっと眺めるだけでなく、模写するのと同じ感覚である。
自分なりに噛み砕いてインプットする一つの手段というか。その方が身につきやすいというか。
資料DBを作る
耳コピした曲や楽譜を打ち込んだ曲のデータベースを作っている。
データベースの項目は、【全体】【コード進行】【リズム】などで分けている。
【全体】は曲の小節数やその中のAメロ・Bメロ・サビが何小節か、などの構成分析とか。
その曲がどんな雰囲気か、などをメモしたり。
例えば童謡の「ちょうちょう」だったら、”童謡””明るい””かわいい”といったワードを並べている。タグ付けみたいなもん。
添付ファイルも一緒にして、いつでも聴けるようにしている。
タグ付けしておけば、曲作る時に「童謡みたいな曲作りたいなぁ〜」ってなった時に参考曲をぱっと出しやすい。
【コード進行】は色々なコード進行を纏めたもの。
耳コピした曲のコード進行や気付いた事をメモしたり、「これは王道!」と紹介されてたコードも入れている。
データベースだと一覧でばーっと見れるから分かりやすい。
DBである必要はないけど、資料をぱっと見れる場所に整理して置いておくのは大切だなと思う。
自分の曲、他人の曲問わず分析って大切だし。
多分イラストとかでも一緒。
これも随時追加していくんだろうなぁ。
耳コピは定期的にやっていくだろうし。
インプットとアウトプット
私の場合は、まず最初に一気に情報を取り込む。
気になる本、Youtubeチャンネル全て目を通している。
前は、「最初から過剰インプットするのもどうなの?」と我ながら思っていたが…。
インプットが苦痛で「お勉強はほどほどに早く自分の作品つくりたいよー!勉強辛いけど作曲のためだから嫌々やってる」のならとっとと曲作りを始めた方がいいと思う。
だが、私はこのインプット段階をかなり楽しんでいる。
TCG(トレカ)で例えると、スターターデッキだけ買ってすぐに遊びたい人と、色々なデッキを買い集めて自分なりのデッキを組んでから遊びたい人の違い。
どっちが優れてるとか上達しやすいとかは無いと思う。
人によるとしかいえない。早熟型と大器晩成型みたいな。
色々なデッキを買い集める段階:色々な情報を仕入れてメモしてる段階
デッキを組んでる段階:メモした物を整理整頓して、実際にどう使えるか考える段階
って感じか。
私は圧倒的に大器晩成型だ。
どんなカードが存在するのか、出来るだけかき集めたいタイプなのだ。
コレクター気質も関係しているのだろう…。知的好奇心も旺盛。
世の中、早熟タイプにスポットライトが当たりがちなのでぶっちゃけ肩身が狭い。
効率は…大器晩成型のが悪い気もするんだけどどうなんだろう。
でも早熟型は絶対どこかの段階で伸び悩む気もするし。案外どっちもトントンなんじゃないかな。
じゃあ自分の好きな方でやっていけばいいんじゃない?と思った。
もちろんインプットするだけして曲作らない、で終わらないように注意が必要だ。
カード集めるだけ集めて遊ばない…まあそういう人もいるっちゃいるけど、私は最終的にちゃんと遊ぶつもりだよ。
現状の手札でもそこそこ楽しく遊べそうだし遊びたい…でもやっぱりまだカード集めたいかな!みたいな感じ。
動き出し遅すぎて「お前亀か」とか思われてそうではある。
曲をちゃんと作り始めるタイミング
そんなわけで、今はとにかくインプットしたい情報の動画を見漁っている段階だ。
ぶっちゃけこれだけでもめっちゃ楽しい。
編曲やミキシングのやり方もぼんやり分かってきて、普通に音楽聴く分にもかなり解像度上がったなと思う。
前はせいぜいメロディ、ギター、ベース、ドラムがぼんやりな感じだったけど、耳を凝らしてよく聴くと結構いろんな音鳴ってるんだなーと。
構成の工夫やコード進行の感じとかも何となく分かるようになったし。
ある程度満足いくまでインプットしてマニュアルをある程度整えてから、ようやく本格的に曲を作るつもりだ。
耳コピ分析などのルーティーンも確立させたい。
音楽(DTM)のルーティーンを確立させたら、イラストも今までの知識を纏めてマニュアルや資料DB作りたいなぁと思う。この作業だけでめっちゃ楽しそう。
ルーティーンが決まっていれば「今はイラストばっかで音楽最近全然やってないや…」とはならないだろうし。
去年イラストを学んでた時は、メモをとってマニュアルを作るという発想はなかった。
資料DBは作ろうかなと思いつつ実行してなかった。
そのせいで知識がごちゃごちゃになってしまい、いざオリジナル絵を描こうとすると「どうすればいいのかよく分からん…」という状態になってしまっていた。
アイテムだけたくさん揃えて、使い方が分からないみたいな。ダメじゃん…。
まとめ
時間が有り余ってる人間だから出来る所業な気もする。
何はともあれ学ぶって楽しい。
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