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人付き合いの鉄則
「根はいい人なんだけどな〜…」
人付き合いにおいて、この言葉が頭に浮かぶ時は危険信号だ。
友人関係だと、例えば「待ち合わせはいつも30分以上遅刻する」「深夜こちらの都合お構いなく電話をかけてくる」「借りパクする」など、細かい欠点にイライラさせられた時。ちょっと注意しても聞く耳を持たない時。
「でもあいつ根はいい奴なんだよな…」と自分に言い聞かせ、ぐっと我慢する。
これってよくある話だが、こういう事例ってその場では何も起こらなかったとしても、結局どこかで爆発する気がする。
こちら側が我慢の限界で突然ブチ切れるかもしれないし、逆に相手側がいきなり理不尽に逆ギレしてくる場合もある。
そうなるともう悲惨である。
爆発するという事は、結局はその人と自分は根本的に合わなかったという事である。
合う話題もたくさんあって話してても楽しい友人の場合、失うのは惜しい。
だが、それで我慢し続けてもダメになる時はダメになる。友人関係なんてそんなもんだ。
逆に、いくら仲の良い友人だからといって、友人の何から何まで完璧に好きという事はめったにないだろう。
人間誰しも必ず欠点を持っている。
「この人には欠点もあるけど、総合的にはやっぱり好きだな〜長い付き合いになるといいな〜」となる人だっている。
誰にでも好かれるというのは無理だし、友達や恋人でも、欠点も全て許容して100%好きになってもらうというのは不可能だ。
それなら結局自分の好きなように生きて、合う人や認めてくれる人と長く付き合っていった方がいい。
合わない人に無理矢理合わせようとするのは、お互い疲れる。
人間関係の判断基準
以前書いた記事にあるプラスマイナスの天秤。
この考えは人間関係にも応用出来る。
例えばある友人がいたとして。
でも冒頭のように「根はいい奴なんだけど…」と、今後の関係を考えるきっかけの何かがあったとする。
そんな時、脳内でその人の良い点と悪い点をずらずらと挙げてみる。
例えば…
良い点
・細かい事に気が付く
・話が合う
・付き合いがいい
悪い点
・自分勝手なところがある
・金の管理がダメ
・時間にルーズ
とか?
人によっては話が面白いので大抵の欠点はスルー出来るという人だっているだろうし、逆に、どんなに話が合っても時間にルーズなのは絶対に許せない!それだけでアウト!という人だっている。
基準は人によって違う。
加点要素と減点要素を照らし合わせて、最終的にプラスになるならこれからも友達を続ければいい。
減点要素が上回ってしまうのなら、その友達との付き合いは考え直した方がいいという事になる。
とはいえ、すっぱり縁を切るのは躊躇してしまうだろう。頭で分かっても心では割り切れない時なんてたくさんある。
冒頭の「でも根はいい奴だから…」という言葉がまたぐるぐると浮かぶ。
しかし、先にも述べたように、無理して関係を続けても大抵どちらかが爆発する事が多い。
そのへんも考慮したうえで、「じゃあぼちぼち距離を置きますか…」となるか、はたまた「まあ爆発するまでは突き進むか」の選択をするわけだ。
一つ言えるのは、一人の人間に固執しなくても人間はたくさんいるし、案外代わりだって沢山いるものだ。
一見寂しい事かもしれないが、人間っていうのは替えのきく存在なのだ。
昔は「絶対に嫌だ!」と思う考えだったが、これを認めたらだいぶ楽に生きていけるようになったと思う。
「あなたがいないと生きていけない」というフレーズがあるが、別にそんな事はない。
そりゃものすごく大事な人を失ったらとても辛いかもしれないが、決して生きていけないわけじゃない。人は前を向けるものである。
痛みを抱えながらも、何とか生きていく事は出来るよ。多分。
単に私の人生経験が乏しいだけかもしれないが。
まあマイナスな事ばかり書いてしまったが、それでも…というかだからこそ、今後も仲良くしていきたい人の貴重さ、大切さがよくわかる。
そういう人は大事にしていきたい。
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