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アートに囲まれて・目黒区・世田谷区を歩く歩く歩く!

最近出来た習慣。
私は野球観戦が好きで西武ライオンズを応援しているのだが、西武が失点した数×km歩くという変な習慣を始めてしまった。
野球ファンならご存知だと思うが、西武ライオンズは打高投低とよく言われるくらい、投手が点を取られる(最近は打の方も怪しいが…)。
無失点で抑える日などほとんどない。
現に、今シーズン入って無失点でバシっと抑えたのは1試合だけ。あと2試合ほど雨で流れた日も当然失点していない。歩かなかった日はこれくらいだ。

「どうせ失点するならそのぶん歩いて健康になろう」というポジティブなんだか何なんだかよく分からないキャンペーンをやっているわけだ。

先日の試合は何と11失点したわけで(チキショーバカヤロー)、じゃあちょっと遠出してみようという気になった。遠出といっても電車で20分ほどだが。
以前から気になっていた中目黒の古本屋さんに行った。アート系の書籍や絵本を主に取り扱っているお店だ。

こぢんまりとした静かなお店だった。目についた背表紙の本を手に取り、パラパラと捲る。

「宮崎駿の雑想ノート」という宮崎駿のミリタリー趣味が炸裂した本や、建築家安藤忠雄の本、魚がたくさん描かれた海外の絵本。
興味を引かれたのはこんなところだが、一冊すごく引き込まれた本があった。

フォロンという画家の画集だ。淡い色使いで幻想的な雰囲気、シュールな作風が何か気に入ってしまった。
あとで調べたらベルギーの画家で、Appleのジョブズも気に入っていたようだ。そのまま画集を買った。


そんなこんなで中目黒を離脱。ここから11kmのちいさな旅が始まる。

目黒区の住宅街をひたすら歩く。大体東横線に沿って歩いた。基本住宅街。オシャレというか少しお高そうな住宅が多い。
中目黒→祐天寺→学芸大学→都立大学と歩く。どこも駅前は活気がある。見た感じオサレな店もいっぱいあって面白い。

途中、目黒区五本木というところを通ったが、港区のパリピ御用達タウン六本木の兄弟なんだろうか?

なんて途方もない事考えたり、BGMのPerfumeの曲でノリノリになっててくてく歩いてたら自由が丘に辿り着いた。
自由が丘は道がとにかく狭く、そんな中でオサレな店がひしめき合っている。歩きながらショーウィンドウを眺めるだけで面白い。
道の狭さの割には人も車も多すぎるのが難点だが。

ヴィレッジヴァンガードに立ち寄った。自由が丘のヴィレヴァンは11月に閉店してしまうらしい。まじか。輸入本や雑誌が安くなってて、何か掘り出し物が色々ありそうだった。
ここで気になった雑誌・書籍がちょいちょいあった。タイトルを調べてWebサイトに飛んだらかなりいい感じだった。服がオサレだし、被写体の人物の表情もいい。
普通に見てて楽しいし、人物クロッキーのお手本にしても良さそうだ。

それから適当に目に入った雑貨屋を物色してみたり。そんなに長居はしなかったが。
自由が丘を離脱し、東急大井町線沿線をひたすら歩く。等々力通りだ。
世田谷区はどこも商店街が活発で見てて楽しい。世田谷区といえばオサレマダムのイメージが強いが、駅前商店街なんかは結構庶民派である(オサレな店もちょいちょいあるが)。ファミリーで住みやすそうな街が多い。

九品仏→尾山台→等々力→上野毛。
尾山台・等々力あたりは結構庶民感溢れる町並みだが、上野毛の近くに来るとまた高級住宅街の様相になってくる。緑も多い。

上野毛駅。
上野毛駅は先にちらっと書いた安藤忠雄の建築らしい。確かに駅前がアーティスティックだ。
普段駅として見てるので全然意識していなかったが、意識して見ると「めっちゃアートだ…安藤忠雄の作品だ…」って気持ちになった。多分。

上野毛の急坂を下り、二子玉川エリアへ。
二子玉川公園を横目に見つつ、ライズの蔦屋書店に入る。
蔦屋書店も今まであまり意識していなかったが、よく見るとアート系の本がめちゃくちゃ多い。
この手の本…特にイラスト技法書、アニメ系画集などは、普通の本屋では立ち読みは出来ないようになっているところが多い。だが、蔦屋書店は店のコンセプト上、大体全ての本が読めるようになっている。
洋書なんかも結構多い。今まで洋書というと海外文学のイメージしかなかったが、海外の雑誌とかは結構いいのが多いなということを知った。こうして見ると宝の宝庫だ。

そんな感じでサブカルクソマダム(?)みたいな動きをした楽しい一日だった。
色々外を出歩くと、家やネットではなかなか出来ない、思いがけない発見が多い。
だから散歩はやめられない。ある程度自分の足を使って調べるのも大切だ(文字通り足を使いまくっている)。
さて、明日は7km歩く事になるらしい…。散歩自体はいいんだがもう少し失点を抑えてくれないと脚が壊れてしまいそうだ。やれやれ。

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