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自費出版の印税は?真実を伝えます

みなさん、こんにちは!UTSUWA出版代表の山本です。

みんなの知らない出版の世界シリーズの第58弾』をお届けします。テーマは「自費出版の印税」です。

「本を出版して、印税で生活したい!」

そう望む人もいると思います。実際に、書籍の印税で暮らしている人もいれば、今ではKindler(キンドラー)と言って、AmazonのKindle出版で稼いでいる人もいます。

とはいえ、実際に自費出版をして印税で生活をしている人は少数派です。

そういう印税のみで生活することは可能なのか。
可能であれば、具体的にどうやってその生活を手にするのか。

このnoteの記事では、自費出版の仕組みや考え方、具体的な印税の稼ぎ方まで解説します。

綺麗事は言いません。印税生活の真実・現実をお伝えします。


自費出版の印税の仕組みと相場

まずは、自費出版の印税の仕組み・相場から解説していきます。

印税の相場

結論から言います。

自費出版の印税相場は、10%〜50%ほどです。

ちなみに上記の割合は、著者に入る印税率です。
たとえば、販売価格が1,000円の書籍が1冊売れたら、著者に入る1冊分の印税は100円〜500円です。
100冊売れれば、10,000円〜50,000円が印税となります。

違う業界を見れば、音楽CDの印税は歌手の方に印税率1%で印税が入るとも言われています。

なので、事実として書籍の自費出版の印税率は、高いと言えますね。

印税の仕組み

一般的な印税が著者に入る仕組みとしては、以下の通りです。

価格ー経費=印税

価格は、シンプルに書籍の販売価格です。
書籍の印税を理解する上で大切なのはここに該当する「経費」です。

自費出版にあたっては、さまざまな経費がかかります。以下、経費の一覧です。出版社を通すのか、個人で出版するかによりますが、参考にしてください。

出版社を通す場合

●出版企画費用
●原稿執筆費用
●編集費用
●入稿手数費用
●表紙デザイン費用

個人(KDP)で原稿を書いて出版する場合

●表紙デザイン費用(他人にデザインを依頼する場合)
●KDPでの手数料(販売価格から天引き)

もしAmazonが提供している個人出版の仕組みKDPを活用する場合、基本的には経費は手数料のみになります。手数料は電子書籍か紙のどちらかによりますが、手数料30%〜90%になります。

つまり逆に言えば、KDPで個人自費出版した場合、印税率は最大70%ほど、最低10%ほどになります。

自費出版で印税を稼ぐ方法

自費出版の印税の現状

ではここからは、自費出版で印税を稼ぐ方法を解説します。

ここも結論から言います。

自費出版の印税だけで暮らすのはほぼ不可能です。なぜなら、自費出版で大ヒット作として有名になり、作家として仕事をしている人は、ごく限られた人だけだからです。

過去を見れば、自費出版から200部以上が売れた作品は、山田悠介さんの『リアル鬼ごっこ』、島田洋七さん『佐賀のがばいばあちゃん』などがあります。

とはいえ、この方々の作品は自費出版として何万作品が出版された中のごくごく僅かです。最近だと、前田裕二さんの『メモの魔力』がヒット作ですね。

自費出版はPRや広告に費用を使えない方がほとんどなので、なかなかヒット作を生み出しづらいのです。

とはいえ、まったく不可能ではありません。その具体的な方法は、以下の通りです。

自費出版で稼ぐ方法

印税を稼ぐ方法は、シンプルに書籍を売るしかありません。
とはいえ、先ほど話したように自費出版だと大々的な広告は簡単ではありません。

そうなると、方法はいくつかに限られます。

●他の人を巻き込んだ出版にすること
●SNSを駆使して無料でPRする
●たくさんの作品を出版する

まず最初にできることは、他の人を巻き込んだ出版を企画することです。
これは令和時代のマーケティングの最たる例かもしれません。

有名なのは、キングコング西野亮廣さんがクラウドファンディングを活用した絵本出版の企画を実施したことです。

他の人と一緒に絵本を作ったり、イベント企画をやったりしつつ、クラウドファンディングを使って出版費用も捻出する。さらに関わった人数が多いほど、買ってくれる人も増えます。
そういう手段はとても有効です。

次は、SNSを使ったイベント企画を使ったPR方法です。
出版は例えるなら、祭りのようなモノです。

出版という祭り事のイベントに、グッと力を入れてPRすれば、その祭りが盛り上がります。その手段を使って、PRをしていけば印税を稼ぐ手段の1つとなります。

具体的な方法としては、以下の通りです。

  • 出版記念イベントを開催する

  • 出版キャンペーンを実施する

あくまで手段ですが、このようにすることで祭りを大きくすることができます。
これらを実施して、書籍を販売し、印税を稼ぐ可能性が上がります。

3つ目の手段は、シンプルにたくさん作品を出版することです。
この方法は、数多くの作品を出版すれば、売れる作品が出版できる可能性が上がります。

実は多くの作家さんは、1つ目の作品でヒット作を生む人は本当にごく僅かです。
なのでたくさん出版すれば、印税で稼げる可能性が上がります。

今3つをご紹介しましたが、理想の手段とすればこの3つを組み合わせた出版PR手段を使うことで、自費出版で稼げる確率を上げることができます。

つまり、他の人を巻き込みながらSNSでPRし、たくさん作品を出版すれば、印税で稼ぐことができます

まとめ

いかがでしたか?
このnote記事では、自費出版の印税について解説しました。

総括すると、以下の通りです。

●印税だけで生活するのは簡単ではない
●印税率は「出版を通じて行うのか」「個人で行うのか」で変わる
●印税を稼ぐ方法は、3つ。①他人を巻き込む ②SNSを活用してバズらせる ③たくさん本を出版する



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