己の文章の癖を知る
最近、300本目の記事を投稿したとのことでバッジをいただきました。
昨年6月頭から開始して、10ヶ月を待たずしての達成になります。初期は1日2本投稿をしていたので、その分の貯金が効いているんでしょう。見返すとこんなのを記事にしていいのかと思ってしまうものもありますが、ひよっこの自分が見られていじらしく感じたりもします。
さて、300本も記事を書いてきて、己の文才が上がったのか、また文章の癖が変わっているのかふと気になったので、文体の特徴を診断してくれる「文体診断ロゴーン」に僕の文を丸々入れてみることにします。普段の日記では引用元リンクが入ったり話が脱線したりで忙しいので、一番文体が顕著に出るであろう小説をピックアップして傾向を確認していきましょう。
まずは個人的に一番の傑作、「いい夢を見られるお薬」から。「世にも奇妙な物語」チックな不思議な空気感が流れる作品になりました。風呂場でプロットを思いついてからものの1、2日で仕上げたにしては、筋も通っていて好きな作品です。
診断結果はこちら。
文章評価、かなりいいですね。あとは読みやすさがもう少し上がればオールA。助詞・助動詞が占める割合が低いことから、おそらく1文が長いのだろうとわかります。
って、助動詞出現率の偏差値、1?
偏差値1桁台を取ったのは人生初かもしれない…
文体は北原白秋に似ているとのこと。あいにく作品を読んだことがないのでわかりかねますが、自分の文章に似ているということはすごく読みやすいのでは?と思ったので気が向いたら図書館とかで借りようかな。
と思って調べてみたら短歌とかの類の人みたいですね。そういえばこれまでどこかで出会ってた気がしたんだよな。国語の教科書でしたか。
反対にワースト1位は岡倉天心。名前だけは知っていますが著書を知らなかったので調べてみると「茶の本」「東洋の理想」「日本の目覚め」なんかが有名みたいです。タイトル見ただけで国語の評論で出てきそうな匂いがします。こういうの苦手なんだよな。ロゴーンってすごいですね。
続いては「働かないアリは夢を抱く」。前半は駆け出しの小説家が書こうとしている作品のプロット、後半はその小説家と編集長の会話と、大きく場面が動くのが特徴的です。
あえて自分で自分を評価するなら、切り口はいいのですが伝えたいことを隠そうと必死になりすぎているような感じがします。もっと辛辣なことを言うと、新人小説家が書きそうな文章になっていないのでリアリティに欠けます。良くも悪くも1時間クオリティなのが目に見えてしまうので、もう少し改変を加えるのもアリかもしれません。
さてロゴーン先生の診断やいかに。
うーん…
ちょっと文章評価低いですかね?「文章が柔らかすぎる」とは文語的表現の少なさを指摘されているんでしょうか、国語力のなさがここにきて仇になっています。
助詞と助動詞の偏差値のみ異様に低く、またベスト一致は北原白秋、ワースト一致は岡倉天心。ここまで揃うもんですかね。「いい夢を見られるお薬」から2ヶ月程度経ってから書いていますが、この期間ではどうやら僕の書く文章に大した変化はなかったようです。文章評価を見るとむしろ落ちてます。
あと文体一致ベスト3の「松たか子」って、あの松たか子さんですかね?レリゴーの?「カルテット」の?ヤマザキ春のパン祭りの?
ネットで調べてみてもエッセイを出してるくらいの情報しか見つけられませんでした。僕の文章は小説っぽくないということなのかな?小説をろくに読まないまま書き始めているので、必然といえばそうかもしれませんね。
最後に先日の「いじめられたら教祖になれ」を診断。発案は上の2つよりもずっと前で、長いこと温めていたプロットです。とはいえ書いた当日はかなり切羽詰まっていて、場面設定や登場人物の設定が十分にできないまま書き進めてしまったのが今になって悔やまれます。
さて結果は…?
なんでですかねぇ。長すぎ・柔らかすぎの、伸びたうどんみたいな文章になってしまいました。相変わらず岡倉天心の真逆を行き、ベスト一致にはついに松たか子が躍り出ました。
そして一番の問題は助動詞出現率。
偏差値: -1
(??????????????????????????)
えッ そんなことあるんですか?
偏差値マイナスとかやばすぎん?
助動詞使えるようになりたいので、これ読んでしばらく意識したいと思います。
助動詞だけでできた文章とか作ってやるもん。知らんけど。
定期的に小説を書いて、自分の文体の癖と向き合うのも良さそうです。
どんなに読みにくくても柔らかくてもいいから、表現力と個性のAだけはずっと維持したいな。
まだまだ小説は書けないですね。
寝ます。
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