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娘の中学受験勉強開始で考える、コーチングプレイス認定コーチ母(中受経験あり)のやること(小3.2月半ばの雑感)

我が子が小学校3年生の冬を迎えた。

私が30年前、塾というものに通いだしたのも小学校3年の2月だった。

片田舎で育った私が、日常的に学ぶ世界に足を踏み入れて

今までと異なる大人と接して、学ぶことを楽しみ、

広がる世界にワクワクして、

今まで歩いてきた道と徐々に離れて自分の進む世界に向かい始めた、

大きな分岐点が、小3の2月だった。


1.ようこそ、学びの世界へ

娘の受験コースが始まったのは、ほんの1週間前のことだったけれど、

私はその前から実はひそかにワクワクしていた。

学校の授業がつまらないとぼやいている彼女に、

新しい学びの世界が広がる第一歩だからだ。

もちろん、人によってそれは苦しい日々の第一歩かもしれない。

けれど、勉強は本来苦行ではなくて、できることが増える楽しいものなはずで、

新しい道にたどり着けるためのドアを見つけたり

大人ときちんと話せるための言葉を身に着けて、

より自分の心の安定にもつながる。

そう、自分の幸せを引き寄せるためのレッスン、ですらあるのだ。

2.母親は引っ込んでいたい

本当の本当は、子どもの受験は子どものものであって

親の立場では引っ込んでいたい。

勉強を教えるのは塾の先生の仕事で、

学習の進捗や細かい得手不得手、つまづきポイントの確認も、

プロの仕事だと思っている。

親が引っ込んでいたい、という真意は、

「親が前のめりで子どもを置いてきぼりにしたくない」

「細かいことに口を出して喧嘩が増えたり、

家庭内の雰囲気が悪くなるのは望まない」

ということ。

できれば、食事や睡眠などの基本的な生活管理に徹して、他は口出し無用にしておきたい、と思っている。

が、これには「できれば」がつく。

親がいくらそう思っていても、

子どもの様子をみると、いきなり渡された重いテキスト数冊に、

「何から手をつけたらいいのか、、、」と

しんどくなっている様子。

これは、私のコーチングスキルの腕の見せ所と、

頭を切り替えてみることとする。

3.一緒に顕微鏡をのぞきこまない

コーチングの世界で、

コーチがクライアントと一緒に顕微鏡をのぞき込むと問題は解決しない、

という話がある。

コーチは、顕微鏡をのぞき込んでいるクライアントを俯瞰して、

顕微鏡をのぞいていることや、その周りの状況を伝えたりする役目がある。

「こっちを見なさい」と導く役割、とは異なる。

これを親子に当てはめると、

顕微鏡の世界に没頭するあまり、睡眠が削られていないかどうかや

食事をとれているか、

疲れに気がついているか、などチェックポイントがいくつもある。

でも、子どもだからこそ、

顕微鏡の使い方という「ティーチング」の要素が加わることも考えないといけない。

それまで丸投げにしてしまっては、顕微鏡を前に苦しむだけとなってしまう。

でも、ティーチングからコーチングへ変えるタイミングもあるはずなので、それを逃さないように俯瞰力を使っていきたい。

4.一週間やってみたこと

さて、こんな我が家にやってきたのは、

「中学受験新演習」の4教科分と、計算日記、漢字日記だ。

先週の月曜日に理科社会だけ、金曜日に国語と算数をもらってきた。

理科社会だけのときは、まだよかった。

が、金曜日に国語と算数を持って帰ってきてから

負担感は一気に増した。

まず、何曜日に何をやったら宿題が終わって、

かつ「確認テスト」に向けて学びを定着できるのか。

子どもと相談をしながらスケジュールを考えてみた。

新演習を使っているのは「ぬるい」方だと聞いたことがあるけれど、

だからこそ一つ一つ定着させていきたい。

また、タイムマネジメントは子どもばかりではない。

塾から帰ってきてから、夕飯をスムーズにすぐ取れるように支度するには、

買い物や料理のタイミングを変えることも必要だった。

働きながらこのマネジメントをするのは、楽なことではなさそうだ。

さらに、子どもからの質問にすぐ答えられるように、

国語は私も予習することにした。

私は国語の長文を読むのがあまり得意ではないので、(読書は好きだけど)コピーしてあらかじめ解いてみることにした。

また、「〇付け」という大人の宿題も増えている。

もちろん、子どもが自分で〇付けと直しができるようになるのが理想だけれど、

〇付けや直しってとっても難しい。

この極意を知ったのは、私はもう大学受験の頃だったかも知れない。

あまりに本質的なことが求められるので、

子どもに丸投げするのは危険だし、また、勿体ないと思う。

どこまでできていて、どこが躓くのか、細かくチャンクダウンして確認してみると、そこまでする余裕のない塾の先生にもお伝えすることができる。

我が家では、宿題に付箋を貼って親の気づきをメモしている。

さて、今日からの1週間も試行錯誤をしていこう。

5.子育て感

子育てというのは、親の生き方や価値観・学んだもの・哲学etcの何もかもが反映されるものだと思う。

というかそもそも、「子育て」という言葉には違和感がある。

そんな名前を付けるような特別なことではなくて、

子どもと一緒に生活をして無事に成人して自分の足で歩けるようになるまでサポートしながら一緒にこの世を歩いている、

そんなイメージがある。

子どものステージが変わると、一緒に住む親もまた生活が変わっていく。

我が家はたまたま子どもが1人なので変数が少ないけれど、これが複数いると複雑に変わっていくから、何人も育てている方には本当に頭が下がる。(二人目不妊の結果なので、一人っ子であることを批判したり、一人だからいいよね、と言うのはやめていただきたい)

うちは、3年生の冬くらいから、

勉強は「塾に丸投げすること(そこで学んでいれば十分)」→「親もサポートすること」に変わってきた。

桜蔭卒女医ママの子どもの中学受験、というと、なんだか誤解を生みそうな気もする。世間は、子どもがS塾あたりで無双してるんじゃないか、なんて思うかもしれないし、教育ママで子どもの目が死んでるのでは、なんて思われているかもしれない。

私は等身大でしか子どもとは関われないし、自分の経歴や経験を消すことも変えることもできないので、

どう関わっても「桜蔭卒→東大医学部→女医ママ」の子どもの受験にしかならない。

それでも良ければ、またこんな記事を読んでもらえたら嬉しいなと思うし、

今は私のリソースの多くを仕事と子どもの勉強マネジメントに費やすしかないので、

こうした発信が多くなるのも致し方ないことかなと考えている。

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