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協力隊ネットワーク「サポーター企業HIFとのコラボアイデア検討会」

みなさん、お久しぶりです。
長野県木曽町地域おこし協力隊の三島です。
3ヶ月ぶりに発信します。

今回のテーマ

今回の協力隊ネットワークのテーマは、
「HIFさんとの商品開発アイデア検討」です。
前回の議題からテーマを取り上げて話し合いました。

昨年協力隊ネットワークの中からコラボ商品が生まれました。
「山と島のフィナンシェ」=沖縄県多良間村の黒糖×長野県木曽町のお味噌がブレンドされております。
お互いの特産品が混ざり合い、美しい村の交流を作ることができました。
良い流れをそのままに、新しい連携としてサポーター企業の方と一緒に商品が作れないかと考えておりました。

木曽町には、アイスクリーム工房のHIFさんがサポーター企業として関わりを持っていただいています。
そんなHIFさんと一緒にできることを今回考えていく場となりました。


開催概要

日時:2023年5月30日(火)13:00〜15:00 ZOOM開催

<参加メンバー>
沖縄県多良間村:登さん
長野県原村:内田さん
青森県田子町:五十嵐さん、木村さんご夫婦
宮崎県椎葉村:森崎さん
岐阜県東白川村:河原さん
「日本で最も美しい村」連合事務局:向井さん
長野県木曽町:長屋さん、三島

以上の10名が参加しました。
今回は初めて参加いただくメンバーも多数おり、新しい視野での議論ができたと思います。
また関わりを持っていただけるメンバーが増えたことはとても嬉しく思います。

今回の結論・方向性

アイスの商品開発にあたり、加盟町村の特産品に関する歴史・文化・人材に焦点を当てた持続可能な開発をしていく必要がある気がつきました。
上記の内容は次の3つが含まれます。

①特産品が生まれた背景・歴史を伝える。

なぜその特産品が加盟町村で大切にされ、作られているのか背景や歴史を知ってもらうことで、応援(購入)を促すことができる。正く地域のことを伝えることが必要であり、動機づけにつながるストーリーを演出できる。〇〇の理由でこの素材を使っていると伝えることが必要。当たり前のことですが、こうした原点に帰ることをあたらめて痛感した時間でした。

②生産者の思いを伝える。

どのような思いから今の事業をおこなっているのかや事業の中でこだわっている取り組みなどを見えるようにする。何を作るよりも誰が作っていてどんな人なのかを伝えることで、選ばれるものづくりができるとおもます。美しい村のほとんどが後継者不足で事業承継ができない事例が多々あると思います。次の世代にも繋いでいくためにも今頑張っている人に着目することが大切です。

③一過性→持続可能性へ

新しい取り組みの大半は継続が難しいものです。昨年取り組んだフィナンシェの事例もイベントに合わせた部分もあり、持続可能ではありません。美しい村として景観保全だけではなく、地域の暮らしと営みも残していくためには、地域に経済循環が生まれることが必要です。継続的に選ばれる商品づくりとプロモーションを通じて持続可能な地域づくりにつなげていくことが美しい村の活動をいえるものだと思います。

アイスの種類案:ほうじ茶・ニンニク・トマト・そば・黒糖・ゆず

これらを軸にアイス制作に向けて動いていきます。

今回の議論のポイント

美しい村を知ってもらうための工夫

美しい村のことをどのようにすれば、伝わるのかを重点に考えました。
昨年の反省として、加盟町村の特産品をA+B=Cというように形を仕上げることに注力し過ぎていました。
やはり本当に美しい村のことを伝えようと思うと、その土地ならではの美しさを伝える必要があります。美しさとは見た目だけではなく、歴史・文化・人の暮らしであり、それらを正く伝えることが美しい村の魅力を伝えることに直結すると思います。
新しく開発するアイスを通じて、美しい村を感じてもらうことが大切だと思います。
味にもこだわり、伝え方にもこだわり、原材料作りにもこだわる。これらができれば美しい村の商品として素晴らしいものが出来上がると感じました。

各町村の文化歴史

東白川村では400年近く前からお茶作りがされており、江戸時代には年貢としてお茶を納めた記録が残っている。


田子町では、もともと鉱山と馬の町だったが地域の産業構造の変革に適応しニンニクの生産地として代表される地域になる。

原村では、寒冷地用のお米の開発をされた土地であり、原村の存在なくして寒冷地での米作りができなかった。

多良間村では、琉球王国時代に献上されていた紅花を村の花として現在でも大切に保存をされている。

木曽町では、極度の寒冷地であり冬場の食料保存方法として独特な発酵食文化が生まれ、塩分を一切使用しない漬物すんきが生まれている。

椎葉村では、山林の木を伐採→焼畑→蕎麦栽培→植樹を行い、主食となるそばを生産し山の循環も行う循環農法が続けられている。

こうした各町村の歴史を知ることで、商品づくりでのこだわりかたも変わってくると感じます。今回は新しいメンバーも加わり、とても有意義であり気づきのある時間となりました。

今回判明した町村の共通点

・馬に関する共通点在来馬がいること(田子町・木曽町)
・焼畑農業を行い循環農法をとっている(木曽町・椎葉村)
今後こうした共通点を活かすことも必要になってくるはず!

まとめ

早急にHIFさんへ相談。ということが私のまとめです。
素晴らしい検討の場となりありがたい限りです。
今後製品化を年内に開催される美しい村まつりに定めて、新しい商品を開発し美しい村の存在を伝えていく商品ができればと思います。

食品以外にもさまざまな形で美しい村を盛り上げて行きたいと考えております。
引き続き美しい村協力隊ネットワークを生かした活動を行って行きます。

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