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(オマケの英語教室 get on and ride on/ image-training)

2022/6/2-2
(オマケの英語教室 get on and ride on/ image-training)
「是からバスに乗るから、あとで電話する」
“I`ll get on the bus from now, then I`ll phone later”
この場合のget onはバスに「乗車する」の意味です。
しかし、これを
“I`ll ride on the bus from now, then I`ll phone later”
とride onを誤って使ってしまうと
「これからバスに乗る(バスの屋根か何かに跨る)から、あとで電話するよ」
と変な話になってしまいます。
元々ride onはride on the horse「馬にまたがる」からきており、他にはride on the bicycle「自転車に乗る」などがあります。
(余談:こうしてみるとget onは多人数用の乗り物でたいていの場合屋根のあるboxタイプのものに使い、ride onは一人用で屋根のないopenなタイプのものに使われているようです。
Big waveに「乗る」はride on the big waveですが、この場合は「跨る」というより「振り落とされない様にしがみついて乗る」のイメージで、それは上記のhorseやbicycleにも共通するように思われます)
基。
バスに「乗車する」の意味なら本来get onとすべきところ、誤ってride onを使ってしまったことで、耳にした外国人さんは当然ながら「バスの屋根か何かに跨る」絵姿を想起してしまい内心
“What? Is it true? Is he a stuntman?”
「何?ほんまかいな?奴はスタントマンなのか?」
と思われるのがオチ。
なので、英語学習の場合には日本語の訳語をいったんperfect delete(完全消去)するなり言語化文字化作業そのものを敢えて飛ばし、get on なら「乗る」ride onなら「跨る」などの英単語の原義自身が持つ音声的映像的イメージやその連想効果産物のみを念頭に(元に)話すなり書くなりされる訓練をした方がよろしいかと老婆心ながら思っております。
つまり英語学習の場合敢えて言葉に訳さず、イメージや連想産物だけを蓄えていくことがより効果的で達成の早道になるのではなかろうかと。
以上、英語学習に関する
「イメトレの強いお勧め」
でした。

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