うとQ世話し 弊社「苔、下草的地味経営」

2021/3/10
(うとQ世話し 弊社「苔、下草的地味経営」)
弊社の考え方というのは
「欲しいものが手に入らなければ、作れば良い」

「拡大発展を第一とするのではなく、存続を第一とする」
です。
そういう視点からすると「目立ちすぎるのは最悪」であると言う事になります。
「んっ?どういう事?」
と思われるかもしれませんが、そういう事になったのです。
それを少し解きほぐして説明させて戴きますと、PC業界とスマホ業界のOSではM社、G社、A社が三大巨頭です。シェアは現在M社が圧倒的ですが、A社が新OSを開発したり、G社が枯れた安い技術をうまく使って安価で機動性の高いOSを拡大したりして熾烈なシェア争いを繰り広げております。
之は別に上述の業界だけではなく、殆どの業界で「限られたπの喰い合い」が起きているからです。限られているので、相手を引きずり下ろそうとする事になり、共存共栄が成り立たず足の引っ張り合いになる訳です。
こういった場合、それらの争いに巻き込まれない為には、まず相手にとって自社を「脅威の対象外」に置く事です。要するに「認識外」のポジションを取る。
潰れない程度に10位か15位くらいでも良いと思います。
そうして、そういった範疇の領域を複数field持って分散的に根を張っておく(network化)しておく訳です。
ですので、自社を存続させるに当たって認識外に身を置く為には
「目立ちすぎは最悪」
という訳です。
美しい花は人目について摘まれてしまいますが、苔や下草(雑草)は目立たないので生き延びられる訳です。
余談ですが、最近の研究では、高山にある美しい花が鮮やかな色から目立たない色に変異していると。これも生き延びる為に摘み取られない様にする方策を「美しい花が学んだから」だと言えるかもしれません。
それはさておき、冒頭に記した二つの内、二番目に関する話として、ここまでが一つ。
二つ目は冒頭の一番目の話で
「それがなければ、作れば良い」
の件です。
之は何も「世界一」である必要も「世界初」である必要もありません。
要するに今、世の中にあるもの(或いは手持ちのもの)をうまく組み合わせて代替利用できる様に「再利用、再蘇生を発明」すれば良いだけです。
なまじ、世界一とか初であると目立って標的にされ易いですし、その追随者を追い落とす為に余計な防御投資も必要にもなりますので、長期的に見れば、却ってコスト高になってしまう可能性があるからです。
なので、一と二を併せて、兎にも角にもワンポイントのセンセーショナルを避け、世間体や聞こえの良さである、名を捨てて「実を取る」
「苔や下草の如く目立たない地味経営」
これこそが弊社が掲げる
「存続第一経営」(サスティナブル経営)」
の意味する処でございます。
之ですと、新たな資源を余り必要としないので、地球様にもご負担をおかけしないのでは?と、思っておりまする。
結果、それが偶々「世界一」(高効率高効果)であるのはやぶさかではありませんが。

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