(書直し うとQ世話「分岐点」前編)

2021/8/25-1
(書直し うとQ世話「分岐点」前編)
本日は少し大上段に振りかぶって「今後の人類と地球の共生」ついて書いてみようと思います。
先にお伝え致しました様に従業員とその家族ほぼ全員が無症状とはいえコロナ感染し
「もう先の事は何も考えない様にします」
と言っておきながら、何故突然全く相矛盾する地球全史的、超長期的な話が出てくるのだ?と不思議に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、超零細風前の灯火企業とは雖も矢張り
「経営者は先を見て動かなくてはならない」
というのが鉄則であるという言葉を思い出したからです。
その「先を見て」の先のレベルですが直近に関わるものとしては
「従業員とその家族がめでたく全員快癒したとしても、戻ってくるお店がなければ快癒した意味がないだろう」
という事と
「ではどのようなお店に従業員達を戻すのか?」という「再開コンセプト」つまり「目指す方向」を規定するのに超長期的スパンで俯瞰した視点が必要だろうと思い始めたからでした。
と言うのも、この先どういう目的(着地点)を目指してお店を運営するのか?がクリアでないまま闇雲に再開を自己目的化することは、老人である自分の感情を引合いに出せば
「コロナ感染症が治おり生き長らえた。
が、生き長らえはしたけれど、どうしても生き長らえなければならない用事ってあったんだっけ」
みたいな。
ではどの位先か?と申せば、ざっくり言って今後200年位のスパン。
「200年後に我々人類が生存している為には是からどういう方向を目指して進めばいいのか?」
それにしても
「何故200年なの?」
というと
人口が爆発的に増えた起点である産業革命が起こってから現時点大凡200年が経過している、という尺度を用いての設定です。
産業革命?人口?何それ?何の話?
と思われるかもしれませんが簡単に申上げますと
「産業革命以降の人間の数(人口爆発)とそれが生み出す活動エネルギーが地球環境の受容キャパを越えてしまい、減らそうとする地球側と完全に利益相反関係になってしまっている」
との認識からです。
なので、コロナ禍平癒以降は単に今迄と同じシステムで経済活動を再開するだけでは全く意味がなかろうと思い始めた訳です。
「潮が沖に向かって引けば引く程大波が返ってくる」
が如く自粛で抑えに抑えられた内在エネルギーは増大、増幅し、抑制の糸が切れた途端それを遙かに上回るエネルギーの発出も予想されます。
そうなると今迄「偶然にもコロナ禍による活動自粛で対地球環境との平衡を保ち始めていたその関係が再開によって又一段と悪化し、結果それ以前よりも悪い方向に人類の進む可能性が高い」事さえも予想されます。
在り方、進む方向性を考え直すいいチャンスだったのにそれを活かしきれず、逆に
「今迄通りの経済活動の再開」
に対して
「あぁ、是迄の日常が戻ってきた。ハッピー」
となって何も変わらなくなってしまうという予感。
それでは矢張りマズイのではないかと。
(続く)


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