うとQ世話し Which will you take?

2021/4/29-3
(うとQ世話し Which will you take?)
「やったぁ、オリンピックの開催地になったぁ!!」
と大喜びしたのが、数年前。
「日々努力してきたオリンピック候補選手が可哀想。なんとか開催したいものだ」
といっていたのが1年前。
「なんで、そうまでして、オリンピックをやらなくちゃならないんだ?」
というのが今。
別にそうコロコロ変わったからと言って、誰かを責めたり嫌みを言ったりするつもりは毛頭ありません。
ここで申し上げたいのは、時や世の流れというものは、変転極まりないという事以上に、1年前の過程を一旦中抜きにして、数年前と現在の対比から
「最高だと思っていたときが、実は、何を隠そう、地獄の道への一里塚だった」
という可能性もあると言うことです。
ですが、反対にまた
「これ以上の地獄は無いと思っている今が、実は未来から見ると極楽への道の一里塚」
という事も、可能性としては、ない訳ではないという事です。
無論、今が地獄で未来も地獄という可能性は、確率としては50%ありますが、極楽という可能性も50%残っているわけです。
さて、このお話を聞いて、前段の部分のみが印象に残れば「世の運びというものは、人知では実に計り知ることの出来ないものだ」と「無常諦観」をきめこむでしょうし、
後段の話の方が印象に残れば
「諦めるのは未だ早い。この先チャンスがない訳でもなさそうだ」
という「無常(固定された「常」などありはしないのだから、逆に)楽観」の気持ちになり得る事もあります。
さて、皆様方としては、どちらのお立場でしょう?
或いは、どちらをお取りになりますでしょうか?
オリンピックでの話ではありませんが、自分の現下の立場状況からすれ、おっぽり出したいのも山々なのですが、自分の好みとしては、後者に傾いております。

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