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オマケの英語教室 今あるものを使おうシリーズ グチャグチャだ jammed!!

2021/7/12
(オマケの英語教室 今あるものを使おうシリーズ グチャグチャだ jammed!! )
我が国でもパンに塗るバター(butter)と同じくらいジャム(jam)は有名な英単語です。
ジャムと書いて邪夢(ジャム)即ち「よこしまな夢」とは誰も思いません。それほど我が国に定着した外来語としての英単語です。
同じように英語の中には殆ど日本語になっていると言っても過言ではない英単語が結構あります。
本日の記事では、この「ジャム(jam)」を使ってもう少し幅を広げた使い方をしてみたいと
思います。
ジャムにはストロベリージャム、オレンジジャム(マーマレード)、リンゴジャム等いろいろありますが、製法はおおよそ同じで果物をシュガーシロップにつけて長時間コトコト煮込んで作ります。
そうしてできた状態は、果物の形や皮を残しながらもおおよそ「ドロドロ」の「グチャグチャ」です。
で、この状態のイメージ即ち「ドロドロ」や「グチャグチャ」をほかの場面で代用的に、或いは絵画的用法として使うわけです。
ちなみに英語で「交通渋滞」のことを「traffic jam」といいます。日本語で「渋滞」というと「流れない。流れが滞る」という語が当てられますが、英語圏では「切り分けや整理がつかない混沌とした状態、即ちグチャグチャやドロドロ」を表す「jam」を当てている訳です。
で、今回はこれを自分の頭の中の状態に当てはめてみます。
ここで又再び「因みに」ですが、英語では日本語で言う「頭=アタマ」即ち「アタマの中の活動」を「brain=脳」という語を使って話す場合が多いみたいです。
ですので、本日は
「アタマの中がグチャグチャだ」と言うのに
「Inside my brain, it`s jammed!!」(= It`s jammed inside my brain)
で表現してみました。「=」以下の文章は平叙文で「=」前の文章が倒置法を使っているのは、より強く訴えかけるためでした。
勿論confused(混乱している)でもいいのですが、この方がよりリアルで切迫感のある感じがしませんか?
ここで少し疑問に思われた方もいらっしゃるかと思いますので、敢えて老婆心からご説明いたしますと、本日のお話が冒頭では「jam」だったのが後半では「jammed」となっている理由ですが、jamは名詞形で、後半のjammedはjamに-edを付けて過去形(実際は過去分詞)にすることで、名詞を動詞化した後、形容詞に変化させている訳です。特殊な場合を除いて大抵は動詞や名詞に-edをつけると過去分詞、即ち形容詞として使える場合が多々あります。
他にも名詞の英単語で絵画的、映像的な具体物にedをつけて試してみてください。
注記)
Mmと重なっているのは、音便上(発音上)の関係とjamedだと「ジェイムドッ」と間違って発音することを避けるためなのかもしれません。定かではありませんが。

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