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プロジェクト md“X”

nodesのひろがり

プロジェクト md“X”


有馬和美(情報システム部情報基盤課データ利活用チーム 特任専門職員)

 皆さんは2000年から2005年にかけてNHKで放送されていた「プロジェクトX~挑戦者たち~」をご存知でしょうか。仕事に対して熱い情熱と使命感を抱き、前人未踏の“夢”を実現させてきた「名もなき人々」に焦点を当てたドキュメンタリー番組です。私が特に魅了されたのは、この番組が1人の異才・天才を取り上げるのではなく、さまざまな職種・立場の面々が一丸となって、いくつもの困難を乗り越えていく姿を丁寧に描いていた点です。
 今号で特集されているmdxには、教員、研究員、事務方、ベンダーなど、多くの方々が関わっています。日本の研究レベルの底上げ、複合領域にわたる融合研究の活性化に資する基盤とすべく、目下運用体制の構築やシステムの機能強化に取り組んでいます。mdxが有効に利活用されるためには、その利便性向上はもちろんのこと、アカデミアのみならず広く社会に認知されるための広報や、利用を支援する体制が不可欠です。自分1人の力は微力ながらも、チームが一丸となって、「プロジェクト md“X”」を成功させたいと願っています。

息子(当時高1)が生地から自作したクリスマスケーキ。家事も「目指せ!チーム一丸」です。

有馬和美/2012年9月に東京大学物性研究所計算物質科学研究センターに事務補佐員として着任。同センターで学術支援職員、学術専門職員を経て、2021年9月より現職。mdxの運用支援を担当。

Contents
巻頭言
特集 データ活用社会創成プラットフォームmdx 始動
  ゼロカーボンを目指す地域と技術をつなぐ情報基盤の構築
  オープンデータから日本全国の人流をつくりだす
  医学分野の論文から日本語言語モデルを構築する
連載 nodesの光明
  情報システム利用者の「困った!」を解決
   ──教育のオンライン化に貢献する学生サポーターたち
連載 飛翔するnodes
  大型データから解き明かす土星衛星の大気環境
nodesのひろがり
  
プロジェクト md“X”
  スパコン導入の舞台裏
  0と1で超巨大システムを操る
  モノとその繋がりの科学

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