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ボルドール24時間レース プライベートチームの挑戦

今回はフランスからオートバイのレースネタです。
バイクネタをここで扱うのは初めてですが、実はバイク大好きなんです。フランスでは乗っていませんが、昔はレースも少しやっていました♡

完璧な整備で仕上げられた、ピットで決勝を待つバイク

今回はご縁がありフランスで行われるある耐久レースの観戦に出向いたのですが、友人が監督を務めるチームが参戦するため、招待してもらってレースを内側から見てきました。
レースやチームの詳細はいかに紹介する自分の本ブログでご覧頂きたいのですが、ここでお伝えするのは観戦の裏側です。

▼「ある男たちの挑戦」


▼観戦記

まずプライベートチームということでお金が潤沢にあるわけではないのに、海外レースに出るという挑戦をなぜしたのか?そして何が得られたのか?

唯一のオールジャパンチーム チーム代表

監督との縁は同じ仕事の同業で、同じプロジェクトでフランスに来たことがあり、そこで欧州、フランスを共に見て感じた想いを共有した間柄です。
文化の違い、価値観の違い。来なければ分からない「肌で感じる感覚」。
これを若い人に経験させたいという想いがあり、仕事でも積極的に若い社員を海外へ連れ出して経験させるということをやってきました。
彼は中小製造業の社長であり、同時にプロのライダーでもありました。いまはライダーを引退してレースチームを作り監督となり、全日本の舞台で戦っています。

ポールリカールサーキットと地中海、フランスの空

2013年にチームが誕生して、全日本の舞台で次第に結果が形になり始める。チームの成長と共に、次の目標を定める「そのむこう」に海外参戦がありました。
監督と共にチームを引っ張るチーム代表と共に海外参戦を計画し、目指した先は仕事でも来た事のあるフランス。ここは耐久レースの本場。「ルマン24時間」「ボルドール24時間」も今年で100年を誇る歴史を持つ場所なんです。
EWC世界耐久選手権というレースカテゴリーがあり、日本の鈴鹿8時間耐久もその一戦に組み込まれているのですが、そのカテゴリーの本場へ挑戦して何が得られるのか?得られた経験から何が生まれるのか?
彼らは「やったことがある人にしか分からない未知の苦労や成果を求めて」やってきました。
小さいチームが故に、スタッフは全員ボランティア。自分の仕事を休んで、自費で渡航してレースに挑む。その姿は裏側から見た者にしか分からない感動がありました。残念ながらそのスタッフたちとじっくり話をする機会には恵まれなかったのですが、一度彼らとゆっくり話がしたいと思っています。

耐久レース その名の通り「完走」を目指して


監督が以前、自分に行った言葉が印象に残っています。
「レースも会社も同じ、組織を作ることは共通。そこで結果がすぐに出るのがレース。その世界でスタッフに海外を経験させたかった、フランスの空を見せたかった」
その思いにボランティアのスタッフは全員が呼応してフランスにやってきました。そのチーム(組織)としての結びつきの強さそれぞれの志は、自分にとって非常に尊く思えました。

フランスの空を見ると、日本と繋がっているはずなのに「なんか違う」んですよね。ぜひ一度お越し下さい(^_^)
若いスタッフがこの空を自分の肌で経験すると、レース同様、人生においても彼らの次の目標が新しい価値感から生まれるのでは無いか?と期待しています。

タイヤ交換、給油、ライダーチェンジ。深夜のピット作業
約45分のルーティンで行われます。24時間で約32回の作業!!

レースはおおきなトラブルにも見舞われたが、みごと24時間を完走。大手チームも含め25%がリタイヤするなか、初挑戦で完走できました。やってみた者にしか分からない24時間の苦労がどんなものであったか?を経験できたことが次のチャレンジに繋がる事を期待しています。
直近では来年4月にルマン24時間耐久レースが開催されます。果たして参戦なるか、期待して待つことにします!

それではまた!À bientôt !  See you again !!


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