土から風へ

時代は刻々と変化していく。

今この瞬間も少しずつ変わりつつある。

それなのに、。。

それなのに「当たり前」や「普通」といった言葉は使われ続ける。

疑問に思う。

当たり前ってなんだろう。

普通ってなんだろう。

この言葉は一つの視点から見た一種の指標でしかならない。

おそらくこの言葉に惑わされてる人も多い世の中ではないかと思う。

ひとつ例を取り上げると、マスコミと言ったメディアで取り上げられる記事。

取り上げられる報道に依存して世論は形成されていく節がある。

ここで言うと、メディアが基準となり「当たり前」や「普通」が形成される。

しかし、情報を鵜呑みにすることで損することもある。

もちろん正しくて得することもあるかもしれない。

それでもそこに疑問をもったり、全く気付いていない人も少なからずいるはずである。


話を続ける。


「当たり前」や「普通」という言葉は自分を安心させるために都合よく使われることが多いと感じる。

「当たり前」や「普通」から逸脱しないことで野蛮ではなくなる。

逸脱しないことへの安心。

逆に逸脱したら変わり者。

逸脱したら野蛮と思われる。

でもこの「当たり前」や「普通」に囚われるあまり、自分の意志で考えること、行動することの可能性を失わせているととても感じる。

自らのやりたいことが出来ずに時が経つ。

そんな未来が見えるから僕はこの「当たり前」や「普通」という言葉が好きではない。

ぼくも逸脱することへの不安はあるが、逸脱しないことへの将来のほうがもっと不安だから「逸脱しないことから逸脱する」ってことをよく悩むし考える。


だけどこの考えに共感してもらえることはそんなに多くない。

なぜなら誰が決めたかもわからない「当たり前」や「普通」に固執した世の中であるから。

変わったものに聞く耳も持たない人も多い世の中であるから。

国の在り方が自然と作り上げたのだろうか。


ちなみに今の世の中は「土の時代」から「風の時代」へ変化しつつあると言われている。


この変化とは何か。

・固定→移動、流動

・お金、物質→情報、体験、人脈

・所有→共有(シェアする)

・安定→革新

・男女別、国別→ボーダーレス

・組織、会社→個人、フリーランス(個の時代)

・縦社会、肩書き→横の繋がり、友人


このような変化。


こうやって社会は変化している。

変化していくものの中には共感できるものもできないものもあるかもしれない。


例えば下の例について。

・縦社会、肩書き→横の繋がり

これは以前は積み重ねがものを言う。スキルよりも積み重ねた時間を重視。いわば年功序列という社内の仕組みが一般的であった。

また、会社や地域という箱の中だけに囚われている世の中が一般的であった。

しかし、最近は副業を認める企業も増え、ひとつの肩書きに縛られず、フレキシブルな働き方が増えている。また、実力主義で結果を出す企業も出てきている。

といいつつもこれは一部でのみ。

そんな現状。


次にこの例について。

・男女別、国別→ボーダーレス

これは性差別、LGBT、人種差別など現代の社会問題でも多く取り上げられているが、社会の変化の中で「当たり前」や「普通」と言った、なにに定義されたかもわからないものに囚われることで顕になった問題であるとぼくは思う。


こういった感じで社会は変わりつつあるのにも関わらず「当たり前」や「普通」の基準は中々変化しない。そして、それが一種のレールに敷かれた揺るぎない一般解とされてしまうのがぼくは理解し難い。


時代は変われば、基準も変わる。

その基準への順応が早いほど自らが生きやすい世の中に近づくのではないかと考える。


これからの世の中は「持つ」ことから「知る」世の中へ変わる。

そして、ひとつに縛られない時代になる。


様々な視点から社会の変化を見ても「当たり前」や「普通」の存在による弊害は大きい。

この変化について向き合わずに過ごすと、周りに流されてばかりで自分のやりたいことを押し殺した生き方になるような。

ふと、今までを振り返った時になにをやってきたのかと感じる、そんな生活を過ごすことになると思う。


だからこそ、これからの時代は「当たり前」や「普通」に囚われずに生きたいもの。


自分に意識付けるためにも。


書いた言葉によって自らに責任と自覚を植え付けるためにも。


こうやって言葉にしていく意味があるとぼくは思う。


ここまで書いてきたけど最後に。

ここに書いたことは、鵜呑みにしなくていいし、あくまでぼくの主観です。

ただ、こういったことを真剣に話せる人が1人でも増えたら嬉しいな。

そんなことを考えているゴールデンなウィークです。

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