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日本が抱える«医師不足»


1. はじめに
今、日本は医療の危機に直面している。2年生の頃の授業で「高齢のため、仕方なく病院を閉鎖する。」という記事を読んだ。今日本各地で、理由は異なっていても病院、つまり医師が減少するということが起こっている。さて、日本の医療はどうなってしまうのだろうか。

2. 現状
まず、今の日本の医療の現状を見ていく。そこで、厚生労働省が発表している医師数の推移をみてみた。これを見ると、日本全体の医師数は、年々増加傾向にある。しかし立ち止まって考えてみよう。今の日本の医療の危機は、“医師不足”だったはずだ。にもかかわらず、医師数は増え続けている。一体どういうことなのか。
そこで都道府県別のデータを見てみた。すると、東京や大阪、福岡などの各地域の主要都市といえる場所に医師が集中していた。しかし、沖縄は都市というほど人口も多くない。さて、この東京や大阪、千葉・沖縄に共通することは何だろうか。それは「患者の需要に対して、医師の供給が追い付いていない。」ということになる。そう考えれば辻褄が合うはずだ。よって、日本全体を保全していくためには、医師が均等に日本全国の各地にいて、医療が行える環境を整えなければならない。

3. 原因①「人口減少」
ここまで現状を確認してきたが、ここからはなぜそのようなことになってしまったのかを見ていこうと思う。まず原因に挙げられるのが、「人口減少」だ。下のグラフをみてほしい。これは世界の医師数を示したものだ。日本の中では「医師は多い」ものの、世界的に見てみると「日本の医師数は少ない。」ということが分かる。このことから、そもそもの人口減少で医師不足に陥っているという見方は、あながち間違いではないかもしれない。


4. 原因➁「医療現場の環境」
次に考えたのが「医療現場の環境」だ。ここでは、過疎地域に働く医師の立場で考えてみる。
ここには、医師が少ないのと対照的に患者が多い。これでは労働時間が増え、医師一人当たりの負担も大きくなる。さらには、過疎の地域においては、交通の便が悪いところも多いため、他地域の医師などとのコミュニケーションが難しい。その結果、この医師はストレスを感じ、都市部に出て、安定した生活を送る。これはあくまで1つのパターンだが、そもそも「働く環境作り」ができていないということも原因の1つではないだろうか。また、専門的に特化した医師も少なく、幅広い対応が難しいことで、過疎地域に医師はいてもその医師の専門外の病気の患者が来れば、治すことができない。これも大きな課題だ。

5. 原因③「都市部に医師集中する仕組み」
最後に「都市部に医師集中する仕組み」についてみていく。日本の医療界は昔から「臨床研修制度」を導入していた。しかし現在は、従来の制度と異なり卒業生が卒後直ちに母校の希望する診療科に入室できなくなったことから、各大学の臨床教室の医師不足が生じ、教室の運営が困難となり、地方の関連病院から医師を呼び戻した。ということだ。これが起こることによって、都市部に医師が集中する仕組みができあがるのだ。

6. 対策・解決策
このようなことを防ぐには、どうしたらよいのか。まずは「都市部に医師集中する仕組みを壊す」だ。具体的には、臨床研修制度を従来の形に戻し、若者が自由にやりたい、専門したい科を選ぶことのできる体制を整えることだ。次に「医療現場の環境改善」だ。先ほどの手順で地方に医師を派遣し、医師同士でコミュニケーションをとり、十分な医療体制をとることだ。しかし、今の段階では、それがむずかしい。そのため、遠隔(テレワーク)で都市部にいる医師と連絡を取り、治療をする。などができる。

7. まとめ
このように今の医療の危機を回避するためには、今できる最善の努力をしていくしかない。
そのためにも、地方と都市部が連携をとりながら、日本全体で体制を整えなければならない。
また、若者たちが自由に選択できるための自由度をUPさせることも、重要だ。



ここまで読んでくれたみなさん。

ありがとうございました。

今回はかなり気合いが入ってますw

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