【人生のためになる言葉】「日日是好日」を深掘り!さらにポジティブになる方法
久々の【人生のためになる言葉】は「日日是好日」を取り上げてみました。
禅問答の書『碧巌録』にある逸話がもととなっており、日日是好日(にちにちこれこうじつ)と読みます。
一般的に言われる解釈よりちょっと深掘りしていると思います。どうぞ最後までお付き合いください。
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かつて中国の禅僧・雲門文偃(うんもんぶんえん)が弟子に「夏の修行が終わる七月一五日までのことは問題にしない。その日以後のことを、一言で言い表してみよ」と問いかけたそうです。
雲門は自ら「日々是好日」と答えました。シンプルにとらえれば「毎日がよい日だ」という意味です。
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『曹洞宗大本山 總持寺』公式サイトでは次のように書かれています。
詩人で書家の相田みつをさんはこんな詩を残しています。
映画『日日是好日』
森下典子さんの自伝エッセイをもとに実写化した映画『日日是好日』(2018年)が話題になり、言葉自体も広く知られるようになりました。
曹洞宗大本山の花和浩明さんや相田みつをさんの解釈を胸にこの映画を見ると、また違った趣を感じませんか。黒木華、樹木希林、多部未華子たち主要キャストが演じた役柄の心情に思いを馳せてみましょう。
日日是好日をよりポジティブに考える
臨済宗老師でMBA禅師の井上暉堂さんは著書のなかで「日日是好日」について踏み込んだ解釈を展開しています。
自身の造語「楽者(らくしゃ)」(※この世の中を、そしてこの人生を、真に悠々と楽しむ人)について語る文節でのこと。
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ややもすれば「毎日がよい日だ」と穏やかなイメージを受けがちな日日是好日。
好い日だ悪い日だと比べることなく「あるがままに受け止める」思考から、さらにポジティブに生きるための思考へと発展させることができるのです。
以上、「日日是好日」を深掘りしてみました。最後までお読みいただきありがとうございました。
いずれ【人生のためになる言葉】シリーズの次回作も書く予定なので、引き続きよろしくお願いします。
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