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花火大会に絡む「マイナス思考」からの「プラス思考」

「クスリ」と笑い、「ウルッ」としたり、「うーん」と唸る 【原点回帰】自分が書きたいこと

ゆーしんけんのキャッチコピー

これは私の体験をもとにした「マイナス思考」と「プラス思考」についての所感です。学術的に追究されても責任はとれません(念のため)。


先日、地域の花火大会がありました。


我が家の近くから眺めた花火


コロナ禍で一時は中止が続いた花火大会も、昨年あたりから再開されだしましたね。

今回はまだ出店などの予定はないということでしたが、数千発を打ち上げるとアナウンスがあり話題になっていたのです。

我が家は花火を打ち上げる河川敷から一キロほどしか離れていません。

しかもすぐ前の道路を人々が通るので、賑やかな雰囲気が感じられるのです。

花火が上がり始めるのはよる8時からですが、夕方になると早くもだんだん人出が多くなってきました。

私には、毎年行われる花火大会にまつわる苦い思い出があります。


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その年によって開催時期はずれますが、だいたい9月に大きな花火大会が行われるのです。

ドーンと花火を打ち上げる音が響きはじめると、ワクワクしながらも胸中は複雑でした。

「あーあ、二階から花火を見物できるはずだったのになぁ~」

っていう風にぼやいたりして…。

夢のマイホーム

20年前、長期住宅ローンを組んで終の棲家(ついのすみか)とする覚悟でこの土地に家を新築しました。

建設会社の担当者も親身になって情報を集めてくれ、いくつかの候補地から絞り込みました。

数戸しかない住宅地の一画が空いていたのです。西側は水田が広がり、南側は広々とした空き地で環境は申し分ありません。

ここならば周辺にほかの家が建つ可能性は低い、ということから決めたのです。

決め手となった理由の一つが、河川敷で行われる花火大会の花火が自宅にいながら見物できるというものでした。

二階のベランダでビールを飲みながら花火を楽しめるように、予算を割いてベランダを広めに造ったほどです。


崩れ落ちた希望

土地を購入してあとは新築工事を待つばかり。

ところが、ところがです。

ほどなくして西側にあった田んぼの一つが潰され、造成がはじまったではありませんか。

分譲住宅の説明会が行われたので様子を見に行くと、2階建てが9件も売り出されるといいます。

これで、新築の我が家から西側に広がる田園風景を眺めるという構想は脆くも崩れ去ったのです。

しかも新築工事がはじまると、今度は南側の空き地にアパートが建つことが分りました。

泣きっ面に蜂というのでしょうか、二階から花火大会を見物する希望は完全になくなりました。


ものは考えよう

新居に越してきてしばらくは、空気が震えるような花火の音を聞きながら悔やんだものです。

「あーあ、二階から花火を見物できるはずだったのになぁ~」

しかし、10年ほど前から別の思いが芽生えました。

台風の接近が増えて、強風の被害に不安を覚えるようになったからです。

そうです。このエリアでは台風による強風は南西から吹くため、西の住宅地と南のアパートが障壁となってくれます。

もし当初の予定通り水田と空き地だったら、台風の強風が我が家を直撃したことでしょう。

この歳になると花火見物よりも強風被害の方が気になるもの。今では周りに家が建ってよかったと考えるようにしています。

マイナス思考・プラス思考

マイナス思考についてネットで調べてみたところ「どうせ私なんてダメだし」のように悪い方向に考えてしまう「ネガティブシンキング」と同じ意味のようです。

対してプラス思考とは「ポジティブシンキング」で前向きに考えることをいいます。

悲観的と楽観的という解釈もありました。

そんななか「マイナス思考を意識的にプラス思考へ切り替える」という方法論や「マイナス思考は感情の力」「プラス思考は意識の力」という言葉が印象的でした。

私が新居と花火大会を巡る事情から「あーあ」と肩を落とした心理状態をマイナス思考とするならば、同じ環境で視点を変えて「台風の影響が少なくて済んだ」とプラス思考に切り替えたことになるのでしょう。


水田と住宅地越しに花火大会を見物する


なお「他の人の家が強風被害に遭うのではないか」というツッコミはご勘弁ください(汗)。

最後までお読みいただきありがとうございました。

#花火大会 #マイナス思考 #プラス思考 #ネガティブ #ポジティブ



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