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クイズ未経験者がアタック25で優勝してハワイに行った話
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クイズ未経験者がアタック25で優勝してハワイに行った話

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「あの頃、東大を孤独に目指し始めた君へ。」をキャッチコピーに教育事業を行っているUTFRですが、今回は少し風変わりな記事を執筆してみたいと思います。メンバーの一人が、あの有名クイズ番組「アタック25」に出演いたしましたので、そのレポを執筆していただきました。それでは、おたのしみください。


 アタック25とは、毎週日曜のお昼に放送されている、45年続くご長寿クイズ番組である。この番組は、視聴者が出場できる唯一のテレビクイズ番組である。アタックチャンスというルールにより、最後まで分からない勝負になる所も魅力だろう。筆者は、昨年気まぐれで申し込んだ結果、素晴らしい体験をした。この体験を忘れる前に、振り返ってみようと思う。


1章 申し込み

2月のある日、つけていたテレビ画面に、予選会出場者募集のテロップが映った。いつもならスルーしていたが、なぜかその時は申し込もうと思い、すぐに申し込みをした。これが全ての始まりだった。

申し込みは、インターネットで氏名、住所を入力するだけなので、簡単にできる。経歴などを入力することはないので、予選会に出られるかどうかは完全な抽選だと思われる。どうしても予選会に行きたかった僕は、1つ戦略を使った。あえて兄弟ペア大会に申し込んだのだ。個人で申し込むよりも倍率が低そうだと思ったから、そして何より一人で行くのが怖かったからだ。

数日後、予選会参加のハガキが届いた。兄に無断で申し込んだため、少し怒られたが、了承してくれた。良い兄を持ったと思う。(笑)

2章 予選会


 会場は静岡朝日テレビだった。ネットで予選会はレベルが高いと書かれていたので、思い出づくりということで二人とも対策せずに向かった。予選会は午前と午後の部があるらしく、自分たちは午後の部だった。会場には60人ほどおり、ペアでの参加者は8組いた。

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筆記試験はたった8分の勝負だ。30問の一問一答テストに回答していく。問題は多岐にわたり、スポーツ選手や俳優の名前を答える問題や、雑学問題、数ヶ月後に公開される映画のタイトルなど幅広い知識が問われた。解き終わった感触は、6~7割くらいの正解率かなという印象で、兄と雑談をしていた。すぐに採点が行われ、通過者の座席番号が呼ばれる。
兄が2番目、僕が3番目に呼ばれた。おそらく点数順だと思われるため、出来が良かったのだと思う。1、2問の差で合否が分かれるとディレクターの方が言っており、運の要素が強い気がする。通過できなかった人は、ここで帰宅となる。(参加賞のアタック25ボールペンが貰える)
 通過者は7人、ペアでの通過者は自分たちだけだった。次は面接試験だ。
 テストの前に記入した、自分の趣味や経歴を書いた紙をもとに、質問される。変わった趣味や資格があると、ディレクターのウケが良いかもしれないと感じた。この面接は、試験というよりも、緊張せずに会話が成立するかを見ているらしく、元気よくハキハキと答えていれば問題ないと思う。全員一緒に面接されるので、ほかの人の話が聞けて、面白かった。
 僕は、ペア大会に申し込んだので、最後に重要な質問があった。「ペア大会は年に1回だから、もし個人で出場できるとしたらどうしますか?」私は、もちろん出ます!と即答したが、兄は絶対出ません、と言った。兄はあくまで付き添いだったので、当然の返答だろう。結果は2週間くらいで届くと言われ、面接は終了した。


3章 その後


 2週間後、無事予選会の合格ハガキが届いた。しかし、これで出演決定ではありません。これは1年以内に、番組からオファーがあれば出場できるという権利だからだ。(1年経過すると失効、予選会から受け直す)アタック25は、公務員大会、50代大会など様々なジャンルで行われており、自分が当てはまる大会の時に、オファーが来ると出場できるというシステムだ。確率は30%くらいとのことで、期待はせず、一応アタック25の放送は毎週観るようにした。

4章 出演決定


 7月のある日、06から始まる番号から電話があった。その時、富士急ハイランドにいたが、もしやと思いすぐに電話に出た。アタック25からの電話で、8月の大学生大会に出場して欲しい、という連絡だった。出場したらお兄さんは出られなくなりますがよろしいですか、と言われたが、事前にチャンスがあったら一人で出ていいと言われていたので、すぐに出場の意志を伝えた。
 数日後、自宅に封筒が届く。この前の電話は、本当だったのかと改めて感じた。パネルの取り方の説明や、応援席の人数確認の書類などが入っていた。両親と兄、友人2人が応援に来てくれることになった。
本番まで1ヶ月となり、対策を始めた。クイズ経験がないため、とにかく過去回を見ることにした。動画サイトに上がっているアタック25の放送回をたくさん見て、リアルタイムで早押しを練習した。また、その放送内で気になったジャンルの問題を勉強した。(ex 省庁の外局、何科の植物、機関の略称、将軍名、各種ランキングなど)
また、スタッフさんが、放送日前後のイベントから問題がよく出ることや、自分の得意ジャンルから1問サービス問題が出ることを教えてくれたので、その対策もした。あまり対策の時間は取れなかったが、いよいよ本番だ。

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5章 本番


 大阪での収録のため、深夜に友人と高速バスで出発した。ちなみにアタック25の収録は必ず木曜日とのことで、社会人にとってはネックだと感じた。日帰りの観光も兼ねていたが、あまり時間がなかったためスパワールドを満喫した。集合場所に行くと、大学生らしき人が3人いた。おそらく今日の出場者だろう。スタッフさんが迎えに来て、控え室でパネルの取り方の再確認や、とにかく楽しむこと、若い人はお手つきが多いから注意などアドバイスをいただいた。その後、人生で初めてメイクをしてもらった。今のテレビは、高画質なため、少しでも良く映るようにという優しさである。
そして、スタジオでリハーサルが始まる。テレビで見た解答席に座り、クイズの解答や、番号をコールする練習をする。声の大きさには自信があったのに、自分だけ何度かコールのやり直しとなり、少し恥ずかしかった。10問くらいで練習が終わり、本番が始まる。
まず、写真撮影や、谷原章介さんと握手をした。そして谷原さんからささやかなプレゼントが貰える。(出場者だけが貰えるレアグッズだと思う)俳優さんって背高いし、カッコいいなと思っていた。
クイズが始まった。今回の戦略は、攻めて攻めて攻めまくれ!相手がクイズ経験者だと聞いていたので、慎重になったら負けると思ったからだ。しかし、序盤まったく答えられない。どうしようと思っていると、野球問題がきた。これは確実に自分用のサービス問題。安心したのか、westとeastを間違えて、誤答。そこで間違えたことで逆に冷静になれた。
 運良く最初の解答で、角を取り、流れがよくなった。勉強した将軍の問題や得意のスポーツ問題が続き、リードを奪った。アタックチャンスでピンチを迎えるが、なんとか凌いでトップが決まった。ホッとしたのか、その後はまったく答えられなかった。
 最後の映像クイズ、ある公園の名前。公園の名前なんて知らんわと思いながら、映像を見ていると、イッテQで出川が行っていた気場所だった気がする。確かセントラルパークだったような気が…。仕方なく答えると、奇跡的に正解。ハワイ旅行を獲得した。出川さんありがとう!!!

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 その後、控え室で賞品を受け取る。賞金、時計、ネックレス、スーツケース、ハワイ旅行と驚きの量である。出場者の方々とも仲良くなり、良い経験だった。3人からは、すごく強かったと言われたが、正解数はほとんど同じで、答えたタイミングが良かっただけだった。もし、問題の順番が逆だったら、結果は違っていただろう。この番組は、運が大きなウエートを占めるからこそ、面白いのだろう。
 夜は、友人と串カツを食べて祝勝会をした。来てくれた友人への感謝の気持ちから、賞金でご馳走した。不思議といつもより美味しく感じた。

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6章 ハワイ旅行


 放送後は、多くの人から祝福の連絡を受け、そしてハワイどうするのと言われた。ペアチケットのため、一人を選ばなければならない。迷った結果、兄と行くことになった。そもそも兄がいなければ、出場できなかったわけで、当然の判断だろう。
 ハワイ旅行の日程を決めると、飛行機のチケット、ホテルを手配してくれる。ホテルはプール付き、ビーチ付き、眺め良好と素晴らしいホテルだった。現地での観光は自費だが、それ以外はすべて賞品の中に含まれている。多くの有名観光地を回り、1週間の旅を満喫した。その中身は、ご自身の五感で体験していただきたい。「人の金で焼肉が食べたい」という言葉を聞いたことがあるが、自分は「人の金でハワイ旅行」をしてしまった。こんな経験二度とできないだろう。

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7章 最後に


 昨年の2月に申し込み、3月に予選会、7月に出場が決まり、8月に収録、今年1月にハワイ旅行をした。コロナの混乱前に行けたのもラッキーだったし、たった1年でトントン拍子に進み、気づいたらハワイ旅行を獲得していた。アタック25は、誰にでもチャンスがあり、運が良ければ海外に行けるという最高の番組である。もしクイズに興味があるなら迷わずに申し込んで欲しい。その一歩が、夢のような時間をもたらすかもしれない。
 
 最後まで読んでいただきありがとうございます。皆さんもアタック25でチャンスをつかんでください!!!

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「あの頃、東大を孤独に目指し始めた君へ。」東大合格者がほぼ輩出されない学校出身の東大生が、過去の自らと似た境遇の中高生・受験生を支援する団体。そんな東大生達の交流の場でもあります。書籍『非進学校出身東大生が高校時代にしてたこと』 (utfr.official@gmail.com)