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『あまり第二外国語に時間を取られたくない』東大新入生に特化した言語選択ガイド

はい、どうもこんにちは、UTFR代表のンダーカです。

まずは、先日の合格発表で、晴れて東大に合格した皆様、おめでとうございます。

今、めちゃめちゃ嬉しいですよね?
いよいよ東大での生活が始まるんだ!と。目の前にはそろそろ入学手続きの書類が広がるはずです。
「第2外国語でフランス語をとって外交官として働くのもいいね!」とか。
「ドイツ語を選択して原著で数学書を読むんだ!」とか。

素晴らしいと思います。
ですが!あいにく僕は全然そういう新入生じゃありませんでした。
「二外...やりたくなさすぎる...そもそも外国語苦手だったのに、授業についていくだけで精一杯になりそう...」と。要はめちゃめちゃ意識が低かったわけです。合格直後でこれということはその後の意識の推移も推して知るべし。

ただ、二外にそこまでコストを割きたくない、という新入生は、ただ意識低い人だけに限らないはずです。例えば他に研究したいことがあるとか、部活に全力を注ぎたいとか、進振りで絶対行きたい学科があるから他の科目の勉強も頑張りたいとか、いろんな人がいるはずです。そんな人のために、世界初の、第二外国語のコストを最小化するためだけの記事がこちらになります。

合格直後は大体みんな意識は高く、第二外国語も張り切って選ぶわけですが、上記のような状態になる可能性が少しでもある方は、この記事も読んで検討するといいと思います。

この時期、新入生のための語学選択ガイドはありふれ、様々な団体のTwitterやInstagramで見ることができますので、語学それ自体の魅力や、クラスの詳細はそういうものに譲ります。あれは意識高い人向きの記事ですので!

語学選択概論

それでは、まず語学選択システムについて軽く説明しますよ〜。

まず、既修言語を1つ、初修言語を1つ選ぶのはマストです。既修言語は、99%以上の東大生が「英語」です(僕は違うけど)。初修言語は、6言語の中から選べます。基本的にはこの2外の選択によってクラスが決まります(僕は初修が特殊だったので特殊なクラスになったけど)。
そして、やる気があるという人は、いろんな言語の授業が開講されてますので、それをオプションで取ることもできます。20種類くらいある印象です!まあこの辺は履修の手引きとかの方が詳しいので簡潔に終わります。

余談ですが、僕は既修ドイツ語-初修スペイン語-第三外国語で英語特別クラスという超珍しい履修形態を組んでいました。まあこういうのは東大生の中でも僕だけですね。

さて、それでは本題の、「結局どの言語を選ぶのが楽なの?」ということですが、この決定要因は2つあると僕は考えております。つまり、
⑴先生の点数の付け方
⑵クラスメイトの意識

の2変数です。
諸説あるとも思いますが、言語ごとに習得の難しさはそこまで変わらない気がしますし(特に東大の2外にあるものでは)、お役立ち度とかはこの記事では考慮しません。そこまで言語に偉そうなことを言える人ではないので...
それより、まず何よりも大切なのは、先生の点数の付け方です。個人的には、僕はこの変数を考慮してなかった(というか情報がなかったのでできなかったのですが)結果として、結構大変な目にあいます。

それで、上記の点は、各言語ごとに解説していくほかないので、やっていきますね。クラス番号が若い順にやっていきます。

既修ドイツ語・フランス語・中国語

はい、これは例年約0.7%程度の新入生が選ぶ超珍しい選択パターンですね。僕がこれです。
まあ超マイノリティなのであまり役に立たないとは思うんですけど、せっかくなので知って欲しいなって。この3つの言語既修とすると、通称「インタークラス」というクラスになります。2外に英語を選ぶ人が多いですが、普通の東大生みたいに他の言語を選ぶ人もいます(例えば僕のスペイン語みたいに)。
ドイツ語が1組、フランス語が2組、中国語が3組です。6科類合同かつ3組合同でせいぜい25人程度なので、1〜3組の人を東大で見かけるのは結構レアです。例えば文Ⅰ-Ⅱの1組の人は2人しか僕の学年はいません。めっちゃレアなので見かけたら写真を撮るといいですよ。

余談ですが、既修ドイツ語のクラスはめちゃめちゃ楽です。まあ僕のドイツ語力が高いからオーバーキルしてたってのはあるんですけども()
※ちなみになんでなのかを知りたければ例えばこの記事とかでちょっとわかる→ https://note.com/utfr/n/n5bd70de10aa0

でも、僕のドイツ語力を除いてもマジで楽です。3ヶ月程度しっかりドイツ語やったことある人間であればなんとかなるんじゃないかなと思います。腕に覚えがある人はまだ間に合う!!既修ドイツ語って申請書に書きましょう!!

ロシア語

基本的に変な人多めです()
変な人でも全然受け入れてくれる雰囲気ありますし、何より「ロシア領」「ソ連領」と呼ばれる溜まり場があるのはでかい。溜まり場が代々あるようなクラスはこのロシア語と前述のインタークラスくらいじゃないですかね(「インプラ」と呼ばれます)。

肝心の点数のきやすさですが、やはり選ぶ人が少ないだけあって、ロシア語を選ぶのに強烈な動機がある人が多く、結構みんな2外意識高めです。一方で

「テストの難易度はそこまで難しくない」(理系2年)

という声もあり、まあ標準程度の楽さなのではないかと思われます。

「キリル文字はそこまで恐れる必要はない」(文系2年)

とのことです。何よりの推しポイントは、溜まり場があって、文理それぞれも関わりがあるので、広く知り合いを作ることができることではないでしょうか。

韓国語

「コリ語」と学生間では呼ばれています。コリ語選択もなかなかレアです。
どういう人が多いかというと、KPOP好きとあまり外国語が得意じゃない人ウェイでもないし、かといって地味でもない。また、人数が少ないので、仲は良いところが多い印象ですね。女子率も比較的高く、理系でも3割くらい女子がいたりします。

実際どれくらい単位を取るのが楽かというと、そこまで学生の意識が高いわけでもなく、文法や文字も規則性がわかりやすいので、楽な部類に入るのではないでしょうか。

「まじめにやっとけば単位は来る」(理系1年)

とのことです。ただし、要注意なのが、かなり厳しい成績をつける先生がいることです。その人に当たったら...


イタリア語

僕はスペイン語で厳しい思いをしたから、隣の芝生が青く見えてるだけかもしれませんが、イタリア語ユートピアな気がするんですよね。先生が点数くれる人がすごい多い印象あるんですよね。実際『教員逆評定』(※時代錯誤社という団体が校門前とかでメガホン使いながら売ってます。これマストバイ。)でも、仏・大仏率例年めっちゃ高い印象あります。

一方、学生のモチベーションはまちまちですかね。お洒落だけどちょっと変わってる人が多いイメージあります。イタリア料理やイタリア旅行への愛が深い方が多いので、やる気がある人もいますが、そこまで意識高くない人も散見される印象です。個人的にはイタリア語1番推しますね。僕の6月ごろの口癖「イタリア語にすればよかった...」でしたし。

「(意識低い人に)オススメできますね。一列二列は小テスト以外出席しなくていい上、初級会話は期末以外出席しなくていいので」(文系1年)

という声も頂きました。
普通語学は出席超重視されるんですけどね...ほんまか...

ただ一方で、


「教員が年々鬼化している。
普通に大変なので注意が必要。
クラスの雰囲気は悪くない。」(理系1年)

というコメントも頂きました。それでも比較的楽な部類ではあるとは思いますが、予断は許されませんね。
クラス仲がいいのはガチだと思うので、そういうのを求めてる人にはオススメです。


スペイン語


2外意識低くて、なんかパリピとかも多そうだし、スペイン語にするか〜と思っている君!!まさに2年前の僕!!それはやばいぞ!!!!

実際クラスメイトの語学モチベはそんな高くないです。ただ、実際の誤算は、語学以外に時間ふりたいからスペイン語選んだ勢は意外と多く、結局そんな彼らはスペイン語に関してもまあまあ真面目です。そして、スペイン語やっぱりやっててちょっと楽しいので、途中で目覚める人もまあまあいた印象。でも中国フランスドイツ語に比べればまだクラスメイトの平均的な語学モチベは高くないと思います。

ただ、最大の誤算は、個人的には教官の点数の付け方にあった。まあ毎年変わっていくので、今年はどうか知りませんが、特に演習といって、会話メインの授業を担当するネイティブ教官がみんな結構厳しいんですよ...説教シーンも多いし。


「◯◯に当たったら死」(理系2年)

と言われてる教官もいました。ただ、理系であればネイティブ教官に教わる機会も少ないかなと思うので、良い選択かもしれません。

まあ意識低い人が多いのも相まって、落単率は高いです。僕もめちゃめちゃ苦しめられ、結構頑張ったつもりなのですが、55可でした。スペイン語の他の授業も全部可でした。まあでも小テスト僕の平均点1.9点(10点満点)だった授業もあったことを考えるとやっぱり優しいかもしれない🤔

あとは普通に僕の想像よりも初心者には優しくない言語だった気がします...


「スペイン語簡単とか言ったの誰?点過去とか線過去とか意味わからんのやが?」(理系4年)

「簡単か、と言われると活用多くて難しい」(理系1年)


ただまあどの言語選んでもそれなりの難易度あるのでそれは覚悟しなければならないのかもしれません...

ただ、周りの意識があまり高くない分、高得点が欲しい人にはお勧めできるかも。

中国語


なぜか学生間では「チャイ語」と呼ばれます。
雑にひとことで表すと、チャイ語は非常に「平均的」な言語選択だと思います。クラスメイトの雰囲気もあまりチャラチャラしてなく、あまりオタクっぽくもなく。結構まじめな人が多いイメージですね。2外への意識も東大生のちょうど平均くらいだと思います。

「実際真面目な人が多くて、でもみんな仲良し、マイルドな良いクラスでした。」(文系3年)
「ひたすらに真面目な人が多いイメージ、言語だけでなく他の科目においてもみんなしっかりやるのでそれにのっていけば、やる気ゼロでも東大生の平均の点数が取れるウェイウェイしてると浮く」(文系1年)

という感じで、真面目な人向きかもしれません。

まあやっぱりみんなまじめな東大生なので、普通に時間は取られます。むしろ、英語をやっていたことがアドにならない分、時間の吸い取られ方はトップクラスかもしれません。

「拼音(ピンイン)の暗記ゲーなのと周りが真面目にやるのとで、興味がない・やる気がない人にはオススメできません」(文系3年)
「中国語自体に関しては、ピンインを覚えるのが本当に大変です。簡体字・ピンイン(声調覚えるの大変)・意味を覚えなくてはいけないので暗記嫌いだとしんどいと思います」(理系1年)

あとは、隠れた良い点としては、教員についてがあるかもしれません。例えば、

「一番いいのは教員の数。中国人の先生がかなり多いので2年以降も継続しやすく、上達もしやすい」(文系3年)

という声や、

「ネイティブ教員が大体皆日本語ペラッペラなので日本語で円滑なコミュニケーションが可能」(文系1年)

という声もいただきました。

やっぱり寄せられたコメントを見ても、どことなくまじめですね。


ドイツ語


まあ初心者に優しくないというイメージがあるので(まあ実際そうだと思う。上級者にはなりやすいと思いますけどね)、どうも意識高い人しか集まらないですねドイツ語は。あと「理一ドイ語」に象徴されるように、男女比はバグってることが多いです。でもドイツ語には鈴木光さんがいるから...

「やりたいことがなければ特に文三は詰みます。ハイデガーやキェルケゴール、トーマスマンを原著で読みたいとか、ナチに興味があるとか、プロイセン大好きじゃないと周りの真面目な人たちに押し潰されて死ぬ」(文系3年)

ちなみに、なぜ文三だとより大変かというと、まあ語学に興味ある人が多いという理由もあるのですが、多くの人が進振り競争に参戦するため、みんな本気で点数を狙いに来るからです。まあ第二外国語にあまり時間を割きたくない人にはドイツ語はおすすめできない選択でしょう。

まあただしかし、ドイツ語を操る身としては、文法構造は難しいですけど、規則が多い分、マスターすれば中級から上級になるのは比較的簡単ですし、やっぱり厨二心をくすぐられる言語なので、やる気ある人にはぜひ挑戦してほしいですね。

フランス語

フランス語がクラスとしては最後です。まあやはりフランス語の特徴は、おしゃれ・意識高い・女子多いの3点に集約されるでしょう。文三に至っては、男女比が半々になることもあります。


「文3であることも理由かもしれないが、クラスの人は勉強熱心な人が多かった。正直、英語ができる人の方がフランス語も身に付きやすいのではないかと思っているので、英弱は周囲がやる気ないor簡単な言語を選ぶと良いと思う」(文系3年)

という声が寄せられ、実際僕のイメージもこんなかんじでした。教員も厳しい人が多く、なかなか大変です。しかもみんな入試の時の英語の得点が高く、要領もいいので、クラスで頭抜けるのはかなり困難を極めるでしょう。その一方で、こんな意見も聞こえました。

「意識低い系はフランス語だと思う。
周囲が優秀で、ひねくれてない良い人たちの集まりなので、みんなに頼ってれば平均優はくる(隙自語)」(文系3年)

優しい世界ですね。ちなみに優は上位20~40%程度の人に与えられます。一匹狼には何かと厳しいかも...?

まとめ

いかがでしたか?第二外国語への意識が低い新入生たちの助けに慣れれば幸いです。少なくともこの記事は2年前の僕に見せたかった...!

これは独断と偏見でしかないですし、年度や科類によっても変わって来るとは思いますが、強いて言えば、楽な第二外国語である可能性が高いのは韓国語とイタリア語でしょうか。一度選ぶとやり直しがきかないので(多分)、慎重に選びたいですね。それでは...!

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「あの頃、東大を孤独に目指し始めた君へ。」東大合格者がほぼ輩出されない学校出身の東大生が、過去の自らと似た境遇の中高生・受験生を支援する団体。そんな東大生達の交流の場でもあります。書籍『非進学校出身東大生が高校時代にしてたこと』 (utfr.official@gmail.com)

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