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実家の圃場

もう、そろそろ、「耕作放棄地」じゃなく、「圃場」と呼んでも良いかな。

雑草好きがこうじての自然農


もともとは父が亡くなって、管理する人がいなくなった実家の農地。

朝霜の実家


もともと植物をそだてるのが好きだったので、
「土があったらなんか植える」性分がうずき、野菜の苗を買ってきて育て始めたのがきっかけ。
ちょうど興味が湧いていたのが、
「植物は栄養で育つのではない。」という理論。

うたがいつつ、でも、なんかいままでいろいろ植物育ててきて思い当たる節もありました。そして、月に2度ほどしか実家に帰れないから、ある程度放置は仕方ないという事情もあり、できることしかできんが、「雑草を敷いて育てる」自然農をやってみることにしました。というか、自然農でなければ、したくない、くらいにまあ、すきです。野菜をそだてたい、というより、野原で植物や昆虫と遊んでいたい、というかんじなので。営業ではないから、できるわがままですね。やりたいことをしたいので、ほぼほぼ一人で作業しています。本業は音楽を伝える仕事をしています。
この、雑草を刈っては小さな野菜の麓に敷く、という作業、なかなかおままごと感があって、大の大人がやることじゃあない、と思われるのも無理はない、が、これが楽しくって。野の草の姿やバッタやデンデンムシの観察なんかもしながら、黙々と作業するわけです。雑草好き、虫好きじゃないとできんかもしれんね。

ころんとまるいデンデンムシ。暗号のようにあちこちで見かける。


そして、少しづつ、成果もでてきてるよう。

3年目の畝

小さな4畝は3年目、レタスくらいはちゃんと育つようになりました。

マノアレタスとレッドレネット
夏野菜を中心に、ヤーコンやアスパラも
水茄子。土の下はモグラの穴だらけ
トマト

2月スタートの畝

そして、母の意向で2月に大々的にトラクターで元田んぼを耕してしまったので、それ、ほっといたら、外来種とか蔓延り放題で、おおごとになるやん、と、あわてて、ことしはそちらに大きな畝を(長いのは1.5m×17mくらい)5本分くらい、畝にしました。

緑肥を畝の間に
極早生の枝豆とジャガイモ畝
ズッキーニとトウモロコシ
さつまいもと早生の枝豆
ハーブ園はまだまだ
里芋。
里芋と生姜の混植、生姜はまだ芽吹かない

敷地はまだまだ空いているので、除草に追われるよりは、緑肥セスバニアやそば、コスモスなんかをばばんと蒔いてしまおうと思っています。

果樹スペース


果樹苗をうえたところ。ここは主に姉にお任せ。
行灯は母作のカボチャ、後で見たら、母も庭で抜いた花なんかで草マルチしてました。母も進化中です。

雑草がきれい


のの草エリア


それから、今も雑草地帯になっているところが二箇所。

今回写真撮ったのはここだけ。もう一つ広い敷地がある

で、これまで、実家の日記みたいにつけてきたのだけど、どうも、ぶつ切りにしか残っていかない(なにごとも、ぶつ切りの情報は苦手)ので、植物ごとに観察日記をつけてみるのはどうかなと思っています。


noteの書き方としてどうなんかなと思うけれども、一つの記事を書き足して補修しながら、流れがわかるようにするのはよいかも。
音楽を愛でるように、長い時間にそだつ、植物を、環境を一緒に愛でてくれる人がいると嬉しいかもしれません。
(ああ、本業のほうもそうですね、私、このタイムラインでどんどん消えていくというの、本当は苦手なのかも。)

参考書

ちなみに、作業の指標とさせてもらっているのがこの本。
竹内功さんの本、これ辞典みたいになっていて、電子書籍でスマホに入れて(ちなみに、電子書籍は紀伊國屋のを愛用)、しょっちゅう確認して参考にしています。2月にこの本に出会えたのはラッキーでした。この情報量とまとめ方はすごい。私も仕事のことまとめるならこのくらいのことはしたいなあと、その参考にもなっています。かなりこのマニュアル通りにやっています。


でも、なかなか予定通りにはいかないもので、カボチャがレース模様にくわれていたり、ジャガイモがあっという間に斑点だらけになっていたり。

二十八星テントウの被害ということらしい。でも、ジャガイモできてた!


で、すぐつまづくのですが。
その辺も音楽室の仕事と同じ。つまづくことの大事さ。
大きな流れを見ながらいこう。

おまけ


母を連れて南楽園に。菖蒲がみごと。株を買って帰った。


梅雨入りの松山市、ICから

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愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!