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11月の音楽室2
幼児さん、1年生のグループワーク
最近は、仕事が終わったら、ご飯の前にお風呂に入るようにしています。
夕飯は10時近くなることも。
先週の土曜日、幼児さん、1年生のグループワークの前の日の夕方に愛媛で急激に感染者が増えたというニュースが耳に入ってきてました。そういえば、金曜日には迎えに来ていた保護者の方が、学校関係者のクラスターもあった、と、不安げに口にされていて、お母さんたちの動揺がつたわってきます。
グループワークを中止しよう。と一度は思いましたが、それは、子どもたちのためではなくて、自分の余計なことを背負い込みたくない、という思いからで、不安感から、閉じこもってしまっていいのか?と自問。
この状況を受けての急な中止が子どもたちやお母さんたちの気持ちをさらに萎縮させてしまうのは良くないと思い、そこから、プログラムの変更に頭が回り始めました。とりあえず、時間を短縮してもやる。道具の共有をしなくて済む方法、楽しく手洗い、マスク。歌わない、でも心に音楽が残っていく、みんなでやった、という共有の感覚が心に残るワーク。1年生は拍・拍子・リズムの構造。音楽室をいったりきたりしながら、考える。ドローイングは、やろう、ただし、クレヨンは共有できないから、そうだ、マーブル色鉛筆に名前を貼って、プレゼントしよう。音楽室は迷路をつくって、あるきながら、ワークししよう。
子どもたちがやってきました。子どもたちももなにがしか、感じていて、言葉にはしないけれど、それは伝わってきました。でも、こういうときこそ音楽。大きな太鼓の面でフェルトボールが転がる小さな音はとてもくすぐったくて、でも響きもある不思議な音がして、子どもたちも私も聞き入って、いつまでもぐるぐると回していました。いつも歩けない狭い場所もくぐって歩いて、楽しくできました。
開け放したまどから、風が入る。
一人の子が、今日は草のサークルをつくらないの?と尋ねてきました。輪になる、ということかリスクに思えたし、迷路遊びのじゃまになるから今回はなし。でも、印象に残っていたのね。
落ち葉を集めてしたら、きっと楽しかったよねー、だけど落ち葉は軽いからこの風がもっていってしまうでしょ。と。そのかわり帰りにたくさん庭で拾ってもって帰ってもらいました。
庭は今こんな具合
残念ながら、来月は小さい子たちは休み。予定しておいて急に休むことになるのは良くないから、もうやらないことにしました。
マスク
マスクは何のためにするの?と今更ながら生徒に尋ねてみます。
みんな、え? という顔をします。なんで今さら?というのと、どんな答えが正解なのか、という言う顔で私を見返します。
実はあなたたちはもし、コロナになってもきっとそんなひどいことにはならない、でも、大人はそうはいかないかもしれない、あなたたちは、周りにいるあたなをまもってくれている大人を守るためにマスクをしてるの。神様はきっと、自分のことだけじゃなく、周りの人のことをかんがえなさい、って教えてるのね。あなた達にもできることがあるって、教えてくれてるんやね。
その話をきいたときの、子どもたちの凜、とした、顔。
前のレッスンでマスクしてなくて、紙のマスクを私にさせられて、いやなかお(というより、不安が増した顔だった?うけいれがたいよね)だった女の子、今週は薄桃色の麻の葉柄のマスクを嬉しそうにつけてきていました。もちろん、おお、ねずこ!かっこいい!と驚いてあげる。笑
子どもたちもこの新しい世界を受け入れていかなければならないし、この子達はそれができるだろうと思います。
高学年の女の子たちのピアノ熱
高学年の女の子たちはこのところ、ピアノが楽しくて仕方ない、という様子でやってきます。ワークブック効果なのかな、自分で楽譜を読み解く力がついてきてる証拠。伸び盛り。来週には前に6手連弾をやった3人であつまってぷちコンサートをすることにしました。それぞれに曲も完成してる。夏にコンサートできなかったことで区切りがつかず、手応えを持つことができなかったのはこの時期の子たちには物足りない。
中学生
他の学校のクラスターの関係で大事を取って、ということで、休校となっていた中学校が大丈夫、ということで学校を再開して、夕方その学校の男子がやってきました。
のんきなもんで、休校ってしらなくて、学校へ行ったらおいかえされた、という話を聞いて笑った。
いつか、とおもっていたけれど、今度は本番。手洗いもマスクもこれまではシュミレーション。ここからが本番、というと、
生徒は、クールにそうですね。と。
うけてたとうじゃないか、とばかりに。
おかあさんたちの不安を思うと、本当に胸が痛みます。
でも、そう、子どもたちはたくましい。
この冬を声掛けあいないながら、乗り切りましょう。
募集の締め切り
ホームページのほうは、募集の締め切りをしました。
ほんとうにすばらしい参加者さんと保護者さんたちで、人付き合い的なところでは今はノンストレスで、ワークに集中することができています。
この安定を維持しつつ、研究を続けられたらと思っています。
愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!