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【離島デリ】石垣島滞在記録2023/08/05

お久しぶりです!TBSNと申します。自分自身noteの投稿を毎回忘れついに12月に突入しようとしています。これは、8月に行った貴重な体験を忘れぬように反芻する意図があるということで自分に納得させています。ほんとごめんなさい。

八月五日、この日は石垣島滞在史上最も濃い日になりました!
早朝、早起きして崎枝の海岸まで向かい、アースクリーニング体験を行いました!縄文企画の代表である田中秀典様に、石垣島の、ごみ処理の現状や流れつく海洋ごみの種類といった様々な説明を受け、指導の下、ゴミ拾いを始めていきました。いざ拾ってみると、想像以上のゴミの多さや、これが毎日流れ着くという事実に、気がめいりそうでした(;^ω^)。田中さんの「このゴミ拾いは対処療法でしかなく、根本的にごみの排出を減らさないとこの現状は変わらない」といった言葉に深く胸に刺さるものがありました。ただ、石垣島という土地柄上いろんな国のゴミが漂流しているのが目に見えてわかり、とても面白かったです!以下集まったごみです。

これでもひろったほんの一部なんですよ・・

ゴミは漁具とか、水に浮きやすいものが多いそうです。これでもまだまだ海岸にゴミが残ってるってやばいですよね、体験して改めて、ことの深刻さを理解しました。
田中さんは、現在ずっとレジ袋有料化が始まった2020七月一日から毎日欠かさずゴミ拾いをしつつ、この活動を広めたり、ツアーを行ったりしているそうです。中でも、海洋ごみを分解して再生して、そこから、キーホルダーを作るという活動には目からうろこでした!

綺麗ですよね

田中さんからこれをプレゼントしてもらいました!ありがとうございます!ほかにも、この技術を応用して、家の建材をつくるプロジェクトなども行っているそうです!暗い話ばかりではないですね!田中さんの活動には明るい未来が見えます!

続いてやえやまファームさんを訪ねました。広報担当である島田さんに牧場の案内をしていただいたのと石垣島の畜産についてお話を伺いました!やえやまファーム様はロート製薬の子会社で島独自の気候を生かした畜産の形を模索しているそうです。例えば、沖縄の名産である豚の品種の「アグー豚」にパイナップルの残渣を与えることでよりうまみや栄養価を高めたブランド「南ぬ豚(ぱいぬぶた)」にするなどがあります。やえやまファーム様では、県内では珍しく、パイナップルを有機栽培しており、そのパイナップルを絞ってその搾りかすをアグー豚に与え、アグー豚の糞尿を肥料にするなどして利用する循環型農業に取り組んでいます!!!!めちゃくちゃ面白いシステムだなあと思いながら聞いてました!それのみならずパイナップルの書こうと販売を行う6次産業化に取り組んでいるってすごいですよね!

ぶたさん

続いて牛舎に向かいました。ちょうどご飯を上げている時間で、牛が首を挟まれて並んでご飯を食べていました。

うしさん

一見この様子を見ると、「窮屈でかわいそう」とか思っちゃいますよね、でもこれは、競争が激しく、上下関係が厳しい牛社会で、一匹の牛が餌を独占しないよう、偉い牛から順番に拘束して食べさせることで、飢えるウシがいないようにするための工夫なんだそうです!僕も初めて知りました!こうやって平等にえさが割り振られるんですね!(ちなみに間違って地位が低い牛が先にご飯を食べると壮絶ないじめにあうらしいです(´;ω;`)ウッ…牛社会おそるべし)

また、別の牛舎に移動し、石垣牛についてのお話を伺いました。やえやまファーム様の石垣牛はちょっと特殊で、なんと、飼料に泡盛の酒かすを配合しているそうです!!!!!そうすることでなんと牛のメタンガスの排出量が格段に減少(約47%カット)するんだそうです!驚きですよね!それだけでなく、サトウキビからつくられた蜜糖と、製塩工場で作られた規格外の海塩を配合し発酵させているそうです!!こうすることによってメタンガスを抑えるだけでなく、石垣島の良いところを生かしつつ、各工場で出る廃棄されるはずだったものを回収できるというこれまた素晴らしいシステムになっております!!島田さんはこう言った畜産を「e畜産」と名付けて、石垣島から世界へこの畜産を広めようと尽力していらっしゃるそうです。これまた、面白くてワクワクする話ですよね!!!!獣医学に興味のある僕にとってとても面白い研修でした!!ちなみに、やえやまファーム様の商品はネットでお取り寄せできるみたいです!!

続いても車で移動し、みやぎ米屋の宮城隆さんにドローンを用いたスマート農業いついてお話を伺いました。もともとは休耕地を利用して、その作付面積を広げ、今では県内トップになるまで、面積が広がったそうです。休耕地の利用はとても苦労したらしく、その土地が米作りに適しているか、否かは実際に作ってみないとわからず、何度も土地選びに失敗したと聞きました。そのうえでIT化を実現するには、とても苦労なさったのだと感じました。プログラミングに関して全く学がない、僕からしたら、あまりシステム的な側面は理解できませんでしたが、数値化、データ管理により、お米の質を上げるだけでなく、排水などの水の管理といった農作業もIT技術によって自動化しているらしいです。IT化することで石垣島の最大の敵である台風に対抗して、規模の大きい稲作を実現しているそうです。具体的には、コメの二期作を行い、それぞれの土地のデータで、どのようなコメができたのかを分析し、肥料の散布が適正であったか、その土地にはどんな特徴があるかを分析し、次の計画に生かすといった手法をとっているそうです。超理系ですよね(笑)。ここまで、徹底して、お米の管理を行っている宮城さんの情熱を感じました!!!自身が面白いと思ったのは、ドローンで農薬を散布する工程です。やはり農業の負担は大きいものらしく、特に夏などは炎天下の作業で熱中症のリスクがあったり、田んぼでの作業自体、足場が悪いため、農薬散布などのために重いものをもって作業すると、横転して起き上がれなくなったりと、非常に危険かつ大変なものらしいです。そんなときにドローンを使って農薬を散布することでリスクも手間も省くことができます!!ほんとにスマートですよね!!最後に宮城さんに、もみ殻をとる大きな機械を見せてもらったり、実際に宮城さんの田んぼの一部を車で案内してもらったりしました!面白い農業の形態の一部を知れてよい経験になりました。(個人情報を守る為あんまり写真がありません、ごめんなさい)


みやぎさんの田んぼの一部、雄大ですよね

ここで、引率してくださっている山森さん、宮城さん、石垣島に来ているメンバーと昼食で八重山そばを食べました。これで八重山そばを食べるのは3回目です(笑)

何回食べてもうまい

そこから先は基地問題に関する研修を行いました。まず最初に自衛隊の石垣駐屯地へ向かいました。門番の方がごっつい銃を持っていたのが印象的です。自衛隊基地で、自衛隊石垣駐屯地の設立背景や、隊員さんのお話を伺ったり、中の施設を見学したり、最新の防衛設備を見学できたり、自身にとってわくわくするものがありました。中の施設が想像以上に充実していて魅力的でした!(笑) 機密情報があるかもしれないので、あんまり写真は載せません、、、ごめんなさい

食堂の看板がかわいい

その後、車の中で、石垣駐屯地の必要性の話題になりました。石垣駐屯地問題は、石垣島に駐屯地を設立するにあたって、反対意見が多数あり、住民投票を求める声が多々ありました。そこで住民投票に関する島の条例では、「島民の1/4以上の署名が集まれば市長が住民投票を行わなければならない」とあり、島民の署名が1/3も集まったにもかかわらず、住民投票が行われずに、駐屯地の設立が決まってしまった問題で、住民からは説明不足とか不当だとか言う声が上がっていました。ここにおいて、僕自身は、島民の立場でも何でもないのですが、日本を守るために、中国に限りなく近い石垣島に自衛隊を誘致するのは、理にかなっていることだし、必要なことだとか、反対意見もおそらく「島の景観が損なわれる」だとか「昔の戦争を思い出すだとか」そういった理由で、今を取り巻く日本の状況を考えていないのだろうと考えていました。しかし、その後の研修にて、その考えが愚かだと気付きました。続いて市議会議員の花谷史郎さんにお話を伺いました。花谷史郎さんは、石垣駐屯地に反対の立場をとっている市議会議員でその理由を伺いにまいりました。花谷史郎さんは、石垣島に軍事施設を作ってしまうと、かえって中国への挑発になってしまう可能性があるとおっしゃっていました。中国を下手に刺激してしまうリスクを取るより、平和的な外交を目指すことが目標だとおっしゃっていました。また、中国が今、石垣島含む、南西諸島へ進出する可能性は極めて低いと、さまざまなデータをもとに説明してくださりました。それだけでなく、騒音などの被害も無視することができず、花谷さんは、そういったすべてを含めて、基地建設に反対の立場をとっていました。 ウクライナとロシアの紛争で、身近に紛争が起きてもおかしくない現代、似た構図を取っている石垣島含む南西諸島と台湾含む中国の関係を保つうえで、平和的な道を進むことが大事だという主張には、心に響くものがありました。

ここで自分自身は、一つの凝り固まった考えと偏見でこの問題を考えていたのだと思い知らされました。複数の立場から考えないと、問題の本質はなかなか見えてこないのだなというのが正直なところです。

続いて今まで引率してくださった、八重山防衛協会の事務局長である山森さんにお話を伺いっました。山森さんは自衛隊の誘致を行った張本人で、その理由をお伺いました。山森さんによると、八重山諸島は、有事が起きたとき、日本の境界として真っ先に標的になる場所とのこと、今までの中国の動向(香港、南シナ海問題など)を見ていても、いつ攻めてくるかわからない、そこで自衛隊の基地の誘致を扇動したのだといいます。

上の3つの研修を経て強く感じたのはいずれの主張も石垣島の未来を守る為だということが背景にあるということです。自衛隊の方々も花谷さんも、山森さんもいずれも同じ思いを抱えているのに、その主張が相反するものになっていしまっていて社会問題を解決するアプローチは様々で、複雑な要因が絡んでいるため、時に衝突を生み出してしまうという点で、このような問題の解決はとても難しいのだと感じました。
また、一方の視点だけで物事、問題を見てしまうのは、その問題の背景、本質から目を遠ざけることになってしまうということを痛感しました。やはり、複数の立場から見ることで、その問題の複雑さを知ることができ、ただ単にメディアなどから享受される情報をうのみにしていては、何も見えてこないまま、凝り固まった偏見を生んでしまうのだと感じました。この思いから、これからはただ単に社会問題を知るのではなく、様々な視点で見て、自分の頭で考え、問題に取り組んでいくのが肝要で、信条にしていこうという思いになれました。きっと僕にとって一番、ためになった研修ではないかと思います。

最後の研修として、石垣島で唯一級の学習塾である、アルファ進学塾を訪問いたしました。そこで、二人の現地の学生と対談する機会を得ました。わざわざ来てくださって非常にありがたいです(´;ω;`)ウッ…。現地にこれなかったメンバーを含め、オンラインで対応しつつ対談を行いました。お二人とも、緊張している様子でしたが、冷静に考えて、東大生がいきなり複数人やってきて囲まれて緊張しないわけ無いですよね(笑) 反省してます。メンバーから、複数の質問を行い、石垣島の学習環境や、大学に対してどのようなイメージを持っているかなどを聞き、石垣島において当然都市部に比べて、そのような情報、環境がまだまだ充実していない現状を知りました。
もちろん、我々は石垣島の全学生に「勉強しろ!!」と言いたいわけではありません(笑)ただ、僕としては、現地の学生の声を聴き、学習や進学に関する情報が不十分で、力をお借りしたいということであれば、充実させるために我々が行動するということが大事だと思います。まあ、この日はその第一歩ということで、これから徐々に現地の学生と親睦を深めていければいいなと思います!!実際に大きなアクションを起こすのはそれからですね(笑)これからにご期待ください!!

ありえないくらい濃い研修の数々の終わりに、本日お世話になった方々と夕ご飯に行きました。おいしいご飯を食べながら、深い話や、面白い話を人生の先輩方とわいわい話すのはとても楽しいひと時でございました!!自分の中でいろんな知見が得られた気がします!!やっぱこういう機会って大事なんだな~~ってしみじみ感じましたね(笑)


ねぎとろ!!めっちゃおいしかったです!!


長々と失礼しました。拙い文章ながら研修の内容が少しでも伝わればと思います。最後までお読みいただきありがとうございます!これにて失礼します

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