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中学生の時に考えた「今日が毎日続くvs歳をとっていく」の答え合わせ
中学生、試験勉強の真っ最中。ふとめぐった思考。この中学生の試験勉強が毎日続く生活と、今まで通りどんどん大人になり歳をとっていく生活、選べるとしたらどっちを選ぶのか?そんなことを真剣に考えたことがある。それから30年経った。自分なりの答え合わせをしてみたいと思う。
試験勉強からの逃避で考え始めたのかもしれないが、当時の私がずっと覚えておくと決めていたこともあり、今だ覚えている。STAND BY MEドラえもんにあった「子供のび太」が「大人のび太」に向けた「届け!この記憶」ってセリフは胡散臭かったけどこの件もあり、割とリアルに響いた。覚えていようと強く記憶に刻めば最低限の要素は何十年先でも覚えていられる。大丈夫だった。まだ覚えている。まず、覚えていたということが1つの答え合わせ。
メリット・デメリットを整理
ざっとまとめるとこんな感じ。
ま、まあ大人の皆さんなら迷うこともないのかもしれない。今の人生を選ぶだろう。そもそも選択の余地はないのだけれども。人生はうまくできている。
でも当時の私は真剣に悩んだ。未来を知らないからだ。何かの間違いで私が永久ループを選択したら…私は実家の前の砂利道が舗装されることも知らないままだし、DVDという存在も知らないままだし、スマートフォンももちろん知らないままだ。スカイツリーも知らなければ東京ディズニーシーなんてものも知ることはない。同じ日がずっと繰り返される。
北村薫「ターン」の世界だ。
答え合わせをしてわかったこと
どちらを選ぶか、私の場合は明確だった。中学生の自分に言いたい。
「この2つの選択、選べたとしても時の流れを止めないほうが楽しいよ」
生きているうちは自由があり、希望があり、謳歌できる何かが楽しみだということを知る。人生どん底でこの先希望がない人だって、その先に未来があり、希望が芽生えるチャンスはあるはずだ。自分の気持ちは自分のものだ。いかようにも思うことができる。逆に希望に満ち溢れても絶望することができてしまう。それもまた自由なのかもしれないが、私は楽しいと思うほうにできるだけ長い時間を使いたい。
死を目の前にすれば何気ない日常ですらなんて幸せだったのかと気づく。「生」は有限さにより輝きを増す。花火の美しさのように。
幸せは毎日の何気ない生活の積み重ねにある。中学生の悩める私に伝えたい。遠慮なく歳をとれ!輝け!と。
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