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苦境に立つ

苦境
と聞くと
どんな状況が思い浮かぶでしょう?

生まれながらにして不遇であったり
その後の環境因子によっても
誰しも何かしらの
大変な時期はあるのだと思います

私の場合
多分家庭環境はほどほど
でも
自己肯定感はとても低かったみたいです

自分でも不思議なことに
選択を迫られる人生の転機で
「自分を大切に出来ない」
いい人しぃ というか
敢えて茨の道を選んでしまうことが多かったんです

その結果
幼子を抱え離婚
という
大変な時期を迎えました


でも同時に
この「苦境」は
私に 考える時間 を与えました


信じていた人との別れ
喪失感はハンバなく
もともとの肯定感の低さからも
自己否定に陥りました


その後の人生の再編成を
考える段になって初めて

自分が
誰かに頼りきりで生きてきた事を思い知りました

割と何をしてもそこそこの人間で
多趣味(人に流されていた)
世の中の〇〇せねばならない
を優先してきたので

いざ考えてみると
「あれ?私ってホントはどんな人間?」
「何したい?」
全然分からなくてビックリしました

そこで視点を変えて
今までしてきたことの中で
自分が癒やされている事は何か?
という視点で見てみたら
コレだ と思うことがありました

それは 音楽 です
特に「外で歌うこと」
自然の音と自分の声が一つになるような不思議な癒やし

以前は
うまく歌いたいだとか自分をよく見せたい気持ちがありましたが
今はもう何も持ってないので
どう思われてもいいという開き直りと
何かを与えたいみたいな尊大な気持ちがなくなりました

ただ
自分が気持ちが良い癒やされるから
歌いたい
と思っています

やりたいことをどこまでも追いかける
そんな生き方がしたい

そう思えること自体
とても恵まれていますよね

我が子
家族
友人
見知らぬ親切な方

沢山の縁に支えられていることを心から感謝できるようになったことも本当に良かったです

毎日言葉にして伝えられるようになりました


苦しい夜が来なければ
私はきっと永遠にモヤモヤを抱えたまま
生きていたと思います


目が見えて音が聞けて歩けて話せて…
考えてみれば
存分に人生を楽しめるものを
既に与えられていました

実は
他になくてはならないものなんて
ないのではないかな…


この「苦境」に立ち
健康でいられることの素晴らしさも実感できるようになりました

今日も生きていられて良かったなぁ
皆が元気で良かったなぁ







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