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夜桜は昼間とは違う顔をみせる

 今日もしとしと雨が降っていました。記事の書き出しは、雨が続いています。ひとつ、ふたつと咲きはじめたソメイヨシノは満開に近くなりました。あたたかければ、もっと早く満開になっていたでしょうか。

 花冷えといわれる日が続いても、ソメイヨシノが次々と花開いていく様子は、あっという間に感じます。

 先週はまだまだつぼみが固いと思っていた木でしたが、今日は満開となっていたので驚きました。来週には、散り終えた姿を見ることになるでしょう。

 昼間にお花見をする方が多いかと思いますが、夜に散策する方もいるかもしれませんね。最近ではしなくなってしまいましたが、毎年のように夜桜見物をしていた時期がありました。

 ほんの1時間ほど桜並木を歩くだけですが、それでも十分な夜桜見物となります。公園や庭先では、近所のひと同士が集まって、夜桜見物+宴会をされていました。

 絶好の宴会場所がありました。木の枝が地面の近くまで下がっているソメイヨシノがあったんですね。

 垂れた枝の下でシートを広げると、ソメイヨシノの花がカーテンのように見えます。ちょっとした目隠しになります。花の合間から見えるお酒やお料理。それから、もれきこえる内輪同士の親し気な会話。

 桜の枝に囲まれているので、散りゆく花びらがうるさいほどかもしれません。

 あちこちで宴会が盛り上がってしまったからか、宴会は控えるようにと注意を促す看板が立つようになりました。

 夜桜見物を目玉としてライトアップしている公園もありますね。

 ライトアップされたソメイヨシノは美しいものの、明るいライトから外れ、人の集まりから外れ、月明かりに照らされたソメイヨシノたちも良いものです。

 4月9日が新月のため、満月のような明るい月明かりは見れません。人工のライトが少なく、月明かりも少ない、闇の気配が濃いなかでの夜桜見物。感覚が研ぎ澄まされそうです。

 夜桜見物をされる方は、どうぞ、あたたかい格好とあたたかい飲み物を持って楽しんでください。

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