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夜桜

季節外れも甚だしいけれど、今年の4月に描いた夜桜です。心身の調子が絶不調でどん底だった時。当時の心情が反映されているのか、自分で描いておきながら何だか暗い絵のように感じます。

2022年も早くも終わりに近づいています。1年を振り返ってみると、今年も波瀾万丈でした。特に前半は極限まで落ち込み、頭の片隅で死を想い続ける日々が続きました。そんな私を見捨てることなく、暗闇の中に光を灯し続けてくれたパートナーと夏に入籍して。後半、夫だけでなく主治医やカウンセラー、家族や色々な人から支えられていることを強く実感することが多々あって、おかげさまで、揺らぎながらも意識を生の方に向けられるようになってきました。

心にも季節があるとしたら、今年の春、私の心の中は真冬だったけれど、冬の今、私の中では命芽吹く春のようです。冬をまるで悪者扱いしているようだけれど、冬も春に備えて栄養を蓄える大事な季節。苦しみは落ち葉のように、新しい葉を作るための養分になり、全て次の春を迎えるためにある。そう捉えて今年の残りも来年も引き続き前を見て歩きたいと思います。

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