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新年の季語「御降り(おさがり)」

短歌や川柳、俳句に興味をもつようになりました。

夏井いつきさんの著書を読みながら、自分なりにコツコツ俳句をつくっています。夏井先生の本を読み、頑張って30~40句ほど一気に作ったら、毎日、1~2句作れるようになりました。

俳句では季語が大事ですが、今回、いいなと思った季語、新年にしか使わない季語です。

「御降り(おさがり)」は、元日に降る雪や雨のことをいい、元旦だけでなく三が日の間も使います。

降るという言葉が、古につながるため、お正月の忌み詞とされました。そのため「御降り」に言い換えたのだそうです。

新年に天から降る、心の華やぎも含むのだとか。

お正月は晴れてほしいという気持ちが強く、雨や雪であれば残念に思うかもしれません。

季語を知ることでお正月の雨・雪が、悪いもののように思わなくなりました。それどころか、俳人は、今年は「御降り」を季語に詠もうと、張り切るかもしれませんね。

縁起の悪い言葉や忌み言葉を、縁起の良い言葉ややさしい言葉にかえる。

日本人の知恵や思いやりは素晴らしいものだと思います。


夏井いつきさんの作品と、エッセイが写真と一緒に載っています。「御降り」の作品は一番最後に掲載されています。


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