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朝晩冷える寒露の季節

 今日は、二十四節気の寒露です。朝晩が冷えるようになり、草花には冷たい露が降りるようになります。ここ数日は、まさにそんな気候ですね。朝晩の冷え込みがきつくなることで、鮮やかな紅葉が山から街へ、どんどん広がっていくようになるでしょう。

 この前、どんぐりを踏んでしまったのですが、どんぐりよりも1ヵ月ほど前に、ぎんなんを踏んでしまっていました。イチョウの葉はまだまだ色づかない上に、気温も湿度も身体に応える時期でした。

 今日は、雲が厚く雨が降り出しそうな雰囲気です。明日は、大雨にそなえるようにと注意を促されている地域もありますね。いっそう、気温は下がり、冬のような寒さを感じるかもしれません。

 急激に冷えていく中で、秋の虫の響きを聞き、色づき始めたイチョウの木を眺めているとほっとしました。

 今日は寒露

 暦通りともいえる気候です。たとえ、暦通りであっても、ほんの1週間ほど前までは半そででも良い気候でした。急激に冷えたことで、心身がついていっていない場合がありますね。

 秋は実り豊かな季節。豊穣を喜び、神々に感謝を表してお祭りもさかんになります。お神輿をかついだり、神社の境内で屋台を巡ることもあるでしょう。街中に住んでいれば、神々の行事という意識は薄くとも、学校のバザーや市民会館でのお祭り、スーパーでもイベントを開催します。

 秋の日差し、紅葉は、あかるい毛布のようかもしれません。ベンチで火に当たっていれば、うっかり寝過ごすこともあります。

 明るく豊かな季節。冬を前にして大いなる恵みを蓄える時期。

 ですが、風には冬の冷たさが見え隠れしています。朝はお日さまがでるので、明るい気分になるかもしれませんが、夕暮れ時は、昼間のあたたかさもどこへやら。肌寒くなり、気持ちも内にこもってしまうかもしれません。

 普段は気にならない、あれやこれやが気になって、自分がひとりぼっちのような気さえしてくることもあるでしょう。夏の陽気さに影がさすようになり、寂しさを感じるかもしれませんね。

 急な気温の変化ですので、まだ、夏の暑さを引きずる方もいるかもしれません。寒露という時期です。日の入りは早く日の出が遅くなってきます。

 どうぞ、あたたかい部屋であたたかい飲み物を飲んだり食べたり、心身をあたためて下さい。

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