秋も深まったなと思う瞬間~セイタカアワダチソウの開花~
秋もなかばに差しかかるころ、黄色の花が、ぶわっと咲くようになります。特に土手なんかでは、一斉に咲いている姿を見かけますね。
黄色の花が魅力のセイタカアワダチソウですが、やっと黄色に染まり始めたようで、目の前で黄色の色彩が広がるというほどではありません。
夏のような暑さが続いたと思ったら、いっきに訪れた秋の風。朝夕は肌寒さを感じつつも、無事に秋の気候が訪れたという安心感があります。
暦の上で、8月上旬に訪れた秋は、11月上旬に冬を迎えます。秋とは思えないながらも、ちらほら見かける秋のサイン。今では、秋のサインをがんばって探す必要がありません。
それよりも、深まっていく秋の気配の中に、冬のサインを見つけるようになります。
いつまで、秋を楽しんでいられるのだろうか?
せっかくやってきた秋の空気も、またたくまに冬の風で流されてしまいそうです。秋を喜びつつも、寂しいような気持になるのも今の時期です。
満月を迎えた丸い月が、あとは欠けていくばかりのように、秋が広がり切きったら、今度は冬が入り込むようになります。
自然のサイクルをとめることはできませんが、来年も同じように訪れると思うと気持ちも慰められます。
あっという間に過ぎ去っていく季節の中で、秋の欠片を拾い集めていきたく思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?