見出し画像

黄金の靴を履いて



東の窓から、金色のきらきら
黄金に染まる、体育座りの指先



窓の外 はためくワイシャツに守られて
眩しすぎることもなく丁度いい塩梅

遠くには水辺
手前にはクリーム色の建物

嗚呼!サントリーニ島!

行ったことはないけれど
いつか行くのです

だから
目を細めたり
寄り目をしたりして
予習をしているのです

観光客と、おもわれないように
街に、溶け込めるように。


踊り続けた赤い靴
森に消えていつまでも
粉々に砕けたガラスの靴
土に埋めたら地球の裏で
星屑になったとききました



頭に浮かんだ言葉たちを
ならべておどらせたら
ほら、歌みたい。

そう、どこに行っても
そこには私の一部がある

だから 初めての場所にも
懐かしさをおぼえたりして。


2022.06.19

わたしはいま
黄金の靴を履きながら
エーゲ海をみています。





スキ、フォロー、コメント、全部うれしいです。読んでいただきありがとうございます!