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北海道→シンガポール 話題の日本人シンガー「朋(とも)」

あけましておめでとうございます!
今年もウタタネをよろしくお願いいたします。

本日はシンガポールの音楽事情を少しと、そこで頑張る日本人アーティストについて書こうと思います。

私は5年ほどシンガポールに住んでおります。

シンガポールは暮らしやすい国ではありますが、じつは法律が厳しい国としても有名で、有名なところだと

「チューインガム持ち込み禁止」
「電車の中で飲食禁止」
「唾はいたら罰金」
「トイレの水を流し忘れたら罰金」・・・

など、日本にはない禁止事項がたくさんあります。

しかも罰則も厳しく、実は【むち打ちの刑】があったりします。
壁に落書きした外国人の若者に、容赦なくむち打ちの刑を与え、国際問題になったこともあります。

そんなに厳しいシンガポールにおいて、もう一つ厳しく管理されているものがあります。
それは・・・

「路上ライブ」

シンガポールでは路上ライブも国が管理しています。
MOM(労働省)による厳しい倍率のオーディションをクリアした人たちにのみライセンスが与えられ、それ以外の人たちが路上で演奏することは固く禁じられています。

その厳しい路上ライブのライセンスを取得した日本人がいます。

「金夜(Kinyoru)」

ギター・カホン・ボーカルの3人組のユニットがこのライセンスを見事取得し、オーチャード通りやマリーナベイサンズ前などの有名な観光地で定期的に演奏しています。
私も何度かライブに足を運んだこともありますが、日本語のポップスをメインで演奏しているのにも関わらずしっかりと現地のファンも獲得していて、路上はいつも賑わっています。

その真ん中でボーカルをとっているのが「朋(とも)」という日本人女性です。

北海道出身、シンガポール在住のシンガー 朋(とも)

彼女の歌を路上で聴いていると気づくことがあります。
暖かく、それでいて澄んだ彼女の歌声には不思議な魅力があり、どこかで聴いたような、少し懐かしい気持ちになります。
それでなのか、通行人たちを見ていると、「ちょっと聴いていこうかな・・・」と足を止める人の割合が多い気がするんです。

ジョギングしている人はそこで足を緩め、
歩いている人は足を止める・・・。
子供たちは近寄ってきて彼女を見上げる。

おそらくこれは、理屈ではない本能的な何かに作用しているんだと思います。

心地の良い空間にもう少しだけいたい。
音にはそう思わせる力があると思います。
部屋でピアノを弾いていると、譜面に虫が飛んでくる。
音楽家の方にはそういう経験をした方も多いのではと思いますが、きっとそういうことだと思うのです。

嫌な物が流れている場所からは逃れたくなる・・・。
そして心地よい物が湧き出るところには留まりたくなる・・・。

本日、ウタタネ・レーベルより「朋」のシングル「麦わら帽子」がリリースされました。
常夏の国シンガポールより、夏の日の曲を真冬の1月にリリースです。

今後、彼女はもっと話題になるかもしれません。
是非一度、試しにみなさまの耳で聴いみてください。
そして話題になる前に、いち早く友達にも教えてあげてください。

居心地の良い音で世の中を満たしたい。

ウタタネの願いです。


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※続編記事書きました。MVもあります↓↓↓


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