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自分の人生は、自分で決める。

闘病中の母に癌治療を辞めて緩和ケアをしていくことに決めた、と告げられました。

1年前、電話で「めまいがするのよ。」というのできちんと病院で検査してもらうよう母に話しをして、暫くめまいを直す薬をもらっていました。
その頃、先延ばししていた大腸検査で腫瘍が見つかりましたが、すでに末期の癌で転移もしている状態でした。

手術で全てをとるのは難しく、抗がん剤を使ってこれ以上悪化しないように抑えて日常を送っていくことになりました。
最近、今まで使っていた抗がん剤も効かなくなり、新しい抗がん剤にしましたが、足の裏の皮が剥けて歩けなくなっていることと、だるさが強く出て厳しいこともあり、緩和ケアにうつる気持ちになったから、と教えてくれました。

緩和ケアにうつる時は、自然に自分でふわっと感じるんだろうな、と思ってたの。
それがきたのが今だっただけ、、、。


母が決めたその選択を、尊重をしたいと思います。
介護保険のお世話になりつつ、なるべく一人で暮らすことを目標に闘病生活を送ってきました。
母のこれからの生活の先にある、命の終わりを見守ることがわたしは怖い。

でも、治療をやめると決めた母の声は、前回の入院の時より声に力があって「自分の人生を生ききる。」という決意が感じられました。


母の最終地点を見守るのも、わたしの役割なのだと思います。







重い話しを最後まで読んで下さり、どうもありがとうございました。








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