人と向き合う上での原動力
たかがゲーム。されどゲーム。
どんな作品でも、自分の心を突き動かすものをくれるのなら、それはずっと大事にすべきものだと思う。
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『アイドリッシュセブン』は生活の支え
わたしの大好きなゲームの1つに、『アイドリッシュセブン』という作品がある。 アニメ化にもなっており、3期も決まっているという今大人気のアプリゲームだ。
2018年の8月頃に好きになったはずだから、今年でもう3年目に突入しようとしている。飽き性な自分にとって、この現状は驚くべき自体である。
こんなにも好きが続いている理由の大半が、推しの存在だった。
九条天のプロ根性が凄い
わたしの推しは、IDOLiSH7のライバルグループ、TRIGGERのセンターである九条天。
自分でもここまで好きになるなど想定外だと言わざるを得ないくらい、本当に大好きだ。彼のイメージカラーはくすみピンクだが、彼を好きになってからは服やカバン、ネイルなどにその色を取り入れることが増えた。我ながら重症だ。
そんな九条天を心底好きになったきっかけは、彼のとある台詞だった。その台詞は、今のわたしが仕事をする上でかけがえのないものだと言える。
天のアイドル論
例えば、レストランに入って、オムライスを頼むでしょ。
――――同じ値段を払っているのに、昨日はおいしくて、今日はまずかったら?
「がっかりです」
でしょう。ライブも同じこと。
がっかりさせて、心配させていいと思ってるなら、ファンの愛情にあぐらをかいてるんだ。
覚悟のない、恥知らずがすることだよ。
ボクたちは忙しい。
だけど、お客さんはもっと忙しいかもしれない。
ボクたちの仕事は大変。
だけど、お客さんはもっと大変な日々を過ごしているかもしれない。
ボクたちにはやりたいことがある。
だけど、お客さんにはもっとやりたいことがあるかもしれない。
そんな中、時間を作ってボクたちを見に来てくれる。
夢のような、楽しい時間を求めて。
瞬間、瞬間に、最高の価値を与えられないなら、ステージに立っている意味がない。
と、ボクはそう思う。
アイドリッシュセブン
第1部第4章3話『プロの覚悟と王様プリン』
働く上で大事にするべきこと
これはアイドルなどの芸能人だけではなく、販売業だろうがなんだろうが、どんな人間にでも当てはまることだろう。
どんな環境にいたとしても、”たった1人”ということはないはず。例え作業するのが1人でも、届けるべき人は必ずいて。そして、支える人も絶対にいる。
チケットを購入してくれること。何かしら予約をしてくれるということは、自分の貴重な時間を削るということ。つまり、自分の大切な時間をくれるということだ。
時間は有限。戻ることはない。”予約”などの行為は、自分の時間を引き換えに、素敵な時間を得ようとしているということ。時間を貰うということは、本来はそれくらいプレッシャーを感じる出来事のはずだ。プライベートではなく、仕事なら尚のこと。
そのことを九条天から教わった。過去、わたしはどれほど人の時間とお金を粗末にして来ただろうと後悔の気持ちでいっぱいになった。けれど、それももう元には戻らない。
わたしができるのは、それを教訓として、今後過ちを繰り返さない努力をすること。それだけだ。
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たかがゲーム。されどゲーム。
彼の言葉はずっと、わたしの背中を押し続けるだろう。
しんどくならない程度にこの言葉を胸に抱き、わたしを支えてくれる沢山の人たちと向き合っていきたい。そう思う。
それではまた。
ウタラテ
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