京都を旅して|東寺~鞍馬寺~貴船神社
日本っていいな!京都を旅してきました。東寺のライトアップ、源義経が天狗から剣を教わったという鞍馬寺、水の神様の住まう貴船神社です。美しい景色たちをどうぞご覧ください!
東寺
京都駅から徒歩で15分。ここには唯一残る平安京の跡、東寺(とうじ)があります。平安京は、794年に桓武天皇が日本の都として定めてから、1869年(明治2)までの千年近くも日本の都でした。国のお寺としてすごく長い間、愛されてきたのですね。
今の時期はライトアップが行われていて、お寺は幻想的な夜を迎えています。紅葉が色づき始めた頃。柔らかい緑とアクセントの赤が美しい色彩を織りなしていました。
お寺に入る前からその存在に圧倒されていたのは、国宝の五重塔です。まるで生きて呼吸をしているかのような佇い。何度か焼失を繰り返し、現在の塔は江戸時代に修復されています。
塔の上には仏舎利(お釈迦さまのお骨)があるそうです。密教を学んできた弘法大師によって持ち帰られました。
五重塔のほか、お堂で保存されている仏像を拝むこともできます。金堂では薬師如来さま、講堂では大日如来さま。如来さまって本当に存在していたんだな。そう思えてきたら、感動して涙が出ました。素晴らしかったです。
ちなみに如来とは、神さまとはまたちょっと違うのですが、神さま(根源)に近い悟ったお方と言えばわかりやすいでしょうか?日本人は、動きや流動性のある根源=カミと捉えて、信仰したり、畏敬の念を抱いてきました。日常生活を超えた別次元があると直感し、根源=カミを敬いながら、すべての尊い命が共生すること。そこに平安を見出したのですね。
鞍馬寺
今回の旅行で、圧倒的な愛と豊かさを感じたのが鞍馬寺(くらまでら)でした。京都駅から電車で1時間と少し。動植物に恵まれた豊かな山の中にあります。
鞍馬寺については、詳しいレポートと、鞍馬寺を訪れた翌明け方の不思議体験をサブアカウントの以下noteでご紹介しています。こちらもどうぞご覧ください!
貴船神社
水の神様が住まう貴船神社(きふねじんじゃ)。鞍馬寺からちょうど下山したところ。清らかな水の流れる貴船川のそばに建っています。
貴船神社のHPから引用すると、『「きふね」は古くから気の生ずる根源として「氣生根」と記され、御神気に触れることで気が満ちるとされて』きたそうです。気の生じる根源……。なんてカッコいいの!
森に囲まれた静かな場所に、貴船神社創建の地があります(奥宮)。上の写真、御船形石は、神武天皇のお母さまとされる玉依姫命(たまよりひめのみこと)が乗ったとされる船を、人目に触れないようにと石で囲ったといわれている場所です。
貴船神社は朝廷からの信仰も厚い神社で、雨乞い、雨止み、お祈りして欲しいと勅使(ちょくし:天皇の使い)がやって来ていたそうです。水の神様が住まうというとおり、とっても清らかな水の流れを感じました。
終わりに
久しぶりに訪れた京都。街並みが実に綺麗でした。自然、人、建物、調和していて素晴らしいですね。関東では、背の高い建物や住宅が多い場所だと、あんなに山の風を感じないんです。というよりも、山が見えないので、山風を感じることがないです。
京都は、自然も神さまも人も建物も、一緒に暮らしている素敵な街でした。素晴らしい旅を経験できて幸せです。日本っていいな!
鞍馬は特によかったです!😭✨
また、今回の記事がSmartNewsで紹介されました!
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