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空色のキップに揺れる想いを|ホームにて(中島みゆき)

ちょうど卒業式を終えて、そろそろ入社式など新しい環境への準備をしている時期かと思います。まずは今年何かを卒業された方、そして新しいステージへと向かわれる方、おめでとうございます。

今年の3月は何を歌おうかな?と考えたとき、中島みゆきさんの「ホームにて」がふと浮かびました。この歌は父から教えてもらいました。

1977年リリースの「わかれうた」のカップリングとして発表された曲です。故郷を想い揺れる気持ちを表現したこの歌は、当時、集団就職をしてきた人たちみんなが聴いていたとのことです。

✿ ホームにて|中島みゆき|なかむら詩子Version

中島みゆきさんは、本っ当に歌がお上手!特に若い頃の歌声はぜひ聴いていただきたいのです!今回ご紹介した「ホームにて」もそうですが、発声の質がとても高くて、充実した音色とそこに表れる情緒に溜め息が出てしまいます。

中島みゆきさんが、ラジオのコンテストで優勝されたときのことを父が覚えているのですが、歌声を聞いた瞬間、「あっ!この人が優勝だ!」と、上手すぎる歌声にびっくりしたそうです。中島みゆきさんは、学生時代から「コンテスト荒らし」と呼ばれるほど、あちこちで表彰されていたそうですね。

歌がお上手で詩も書けて、さらには個性もユニーク。とっても魅力的な人ですね。

さて、「ホームにて」を歌ってみると、女性は低音域がキツいという方もいらっしゃると思います。E3まで下がる歌なので、裏声成分の多い女性はキツくて普通かなと思います。また裏声と地声の境目を中心に行き来するので、どう足場を作っていいか?とフワフワしちゃうかもしれません。

歌をお勉強されている方は「なんで出ないんだろう?」と考えられるので、よいトレーニングになる楽曲だと思いました。実際、私も今回とても勉強になりました。またどこかで中島みゆきさんの楽曲を歌えたら嬉しいです。


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